地産地消のサステナブルなホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」
“ロイヤルパークホテルズ”が展開する、ライフスタイル型ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス」(CANVAS)シリーズに、新たな1軒が加わった。
それが、名古屋、銀座、大阪北浜、神戸三宮、京都二条に続く6軒目として、2021年秋にグランドオープンした「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」だ。
同ホテルは、地産地消をベースに“北海道を体感する”をコンセプトに掲げたエシカルでサステナブルなライフスタイルホテル。北海道産の木材を使用した、国内初の“高層ハイブリッド木造ホテル”で、構造材に使用する木材量は国内最大規模という点でも注目を集めている。
そんな同ホテルのコンセプトや特徴をダイレクトに体感できる空間が、木の質感にあふれ、たくさんの植物に囲まれた、CANVASラウンジ「KOKAGE」だ。家具は、北海道産の木材を旭川で加工したものをセレクトして配置。真正面に広がる大通公園を眺めながら、こだわりの椅子に腰かけてゆったりと過ごすことができる。
併設されたバーでは、北海道が誇る名酒の数々やオリジナルカクテルを提供。夜になると灯されるバイオエタノールの炎が揺れるファイアーピットを眺めながら、特別な一杯を。また、北海道産プロダクトや食材のマルシェ(園直売会、道産ワイン試飲会・道産チーズ試食会、株式会社積丹スピリットによる“積丹ジン”講演会)など、“北海道を体感する”イベントの開催も予定されている。
北海道の木でつくられた家具やスピーカーを設え、ほのかに木の香りが鼻をくすぐるゲストルームは全134室。
タイプは大きく分けてふたつ。3~8階の「ギャラリーフロア」は、北海道のアート写真が各部屋に飾り付けられている。さらに、天井から釣り下がるランプは、大通公園の街灯と同じガラスグローブ球のデザインを採用。
9~11階の「キャビンフロア」の客室は、木造の柱梁のない箱状空間を活かし、木に囲まれた山のキャビンで過ごしているかのような空間造りが特徴だ。
ホテル1階にあるレストラン「HOKKAIDO CUISINE KAMUY(北海道キュイジーヌ カムイ)」は、生産者と直結する地方創生型の飲食店などを手掛ける、株式会社アクアプランネットがプロデュース。地産地消はもちろん、北海道の魅力をフランス料理の真骨頂であるソースとともに楽しむ、“新しいクラッシックフレンチ”を楽しませてくれる。
生産量が限られる希少なワインを造る余市町の「ドメーヌ・タカヒコ」をはじめ、道内の酒造にこだわったアルコールのラインアップにもこだわりが見える。
そして同ホテルでしかできない体験をさせてくれるもうひとつの施設に、屋上のCANVAS ROOFTOP「Outdoor Living SAPPORO(キャンバス ルーフトップ「アウトドア リビング サッポロ」)」がある。
ウッドデッキの床で仕上げられ、ファイアーピットやソファースペースが設けられた屋上のこのスペースでは、「さっぽろテレビ塔」を目の前に、焚き火を囲んで過ごしたり、グランピングテントを体験したり。さらにここで楽しむ朝食も、思い出に残るひとときになること請け合い。
地産地消のこだわり尽くしの「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」は、これまでとはひと味違う、さらに一歩進んだ“北海道を体感”させてれるホテルといえるだろう。
ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園
所在地 北海道札幌市中央区大通西1-12
電話番号 011-208-1555(代)
https://www.the-royalpark.jp/canvas/sapporoodoripark/
文=立花奈緒(ブレーンシップ)