「上高地帝国ホテル」が開業80周年!

穂高連峰に抱かれるホテルは、アルプスの山小屋風

 今夏の避暑地に、日本でも有数の山岳景勝地、上高地はいかがだろうか。国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)になっている手つかずの大自然は、古くから多くの人々の心身を癒してきた。

 1933年、ここに、日本初の高級山岳リゾートホテル、上高地帝国ホテルが開業した。自然の緑の中に映えるスイス風の赤い三角屋根と、吹き抜けのロビーの暖炉にかかる巨大なマントルピースが特徴のクラシックホテルだ。穂高連邦が眼前に迫るダイナミックな眺望も上高地帝国ホテルならではである。

 現在、2013年10月に迎える80周年を記念して、特別な宿泊プランを提供している。自宅(東京都内)から上高地間を帝国ホテルハイヤーで送迎する「帝国ホテルハイヤー 送迎プラン」である。上高地は、マイカーでの乗り入れ規制を行っているため、車で行く際は、途中でバスまたはタクシーへの乗り換えが必要になる。このプランを使えば、まさにドア トゥ ドアで、大自然を目の前にすることができる。乗り換えが負担になる高齢の方には最適なプランといえよう。ドライバーは、サービス介助士の資格があり、車椅子利用の方にも安心だ。

落ち着いた内装でくつろげるベランダ付きツイン

<次のページ> 標高1500メートルに位置する“期間限定”ホテル