ときには断る勇気も必要

 現実的にはちょっと困ったこともあります。たとえば交渉事では相手の誘導尋問に引っかかって、面倒なことを引き受けたりしがちです。蠍座の情け深い性質につけ込んでくる人もいるということ。ときには厳しい態度で、出来ないことは「出来ない」と断る勇気も必要です。

 10月上旬は、メンタルに問題がある男性を惹きつけてしまう可能性も。あなたが無意識に、何とかしてくれそうな雰囲気を漂わせているからです。その気がない相手とは、常にソーシャルディスタンスをキープするのが無難かも。

 10月23日(土)以降は太陽が蠍座入りして、スポットライトが当たり始めます。10月前半に思いついたことを、実行に移すよいチャンスです。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の蠍座を運行するのは10月7日(木)深夜~10月10日(日)明けてすぐまで。
目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子(おかもと しょうこ)

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。
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2021.09.30(木)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE