◆四万十川沿いの曼殊沙華

 四万十川下流の河川敷に約2キロメートル続く柳林の中で、たくさんの花を咲かせる曼珠沙華(彼岸花)。四万十川の美しい清流を真っ赤な花が彩る様子は、まるで絵画のように美しい。

 「穏やかな秋の日に、四万十川のゆったりした流れと林一面に咲く曼殊沙華を眺めながら散歩をすれば、気分もリフレッシュできそうです。

 中村駅前で借りられるレンタサイクルを利用して、林の中をサイクリングすることもできます」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)

四万十川沿いの曼殊沙華(しまんとがわぞいのまんじゅしゃげ)

所在地 高知県四万十市入田(入田ヤナギ林)

◆安居渓谷の紅葉と仁淀ブルー

 仁淀川の支流、安居川の上流部にある安居渓谷は、原生林に囲まれた、澄んだ水が美しい渓谷。“仁淀ブルー”と呼ばれる清流と、青みを帯びた奇岩や断崖を錦に染める木々の紅葉は神秘的な雰囲気で、この光景を見るために毎年多くの人が訪れる。

 「10月下旬から11月に、透き通った川と紅葉が織りなす秋の絶景が楽しめます。

 川沿いに建つ宝来荘では、アメゴ(アマゴの高知での呼び方)やアユの塩焼きを味わえます」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)

安居渓谷の紅葉と仁淀ブルー(やすいけいこくのこうようとによどブルー)

所在地 高知県吾川郡仁淀川町大屋
https://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=693

2021.10.08(金)
文=佐藤由樹