「CREA Traveller」2021年夏号の特集は、「2021年 日本の島旅へ」。
島ごとに固有の自然が織り成す造形や色彩への驚き。初めてでもどこか懐かしい、心安らぐひととき。今、いちばん欲しい開放感を感受できる、極上の島旅をお届けします。
この記事の掲載号
奄美大島ならではの自然と伝統に倣い、その魅力を伝える宿は一昔前のリゾートと一線を画し、海辺の隠れ家のように密やかだ。
大人の休日にふさわしい現代の極上リゾートを、ここ奄美大島で。おすすめの宿をご紹介。
ウミガメやイルカが泳ぐ入り江で伝統とモダンの融合に遊ぶ
◆MIRU AMAMI(ミル アマミ)
[龍郷町]
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/-/img_61da2a78863b26b2c850b123dc708383385995.jpg)
空港から車で約20分、南国の草木の香りと、青く穏やかな芦徳湾のビーチへ繫がる斜面に並ぶヴィラが旅人を迎える。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/-/img_654ce1f101fc3c4be0cd27b3871d0016283052.jpg)
戸建ての宿泊棟は、島の伝統建築である穀倉、高倉に倣った高い天井や泥染めの外壁材など、モダンながら島の風景にしっくり馴染む。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/-/img_9adb5961faaad6f2ed73ba8a1c116c29208243.jpg)
全棟に設えた海に開けたテラスは客室を屋外へと広げ、刻々と変わる海の色彩を楽しませる。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/8/-/img_f893bb17b3240ac4d2cb975a895b04ec164916.jpg)
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/-/img_87ec54a4b32d6642fef2c7e72fdae707229087.jpg)
奄美大島を初めて訪れる旅人にも、アジア周辺の国々から影響を受けた島の文化やその魅力を感じてもらおうと、食材や器、館内の装飾品のセレクトに心を砕く。
ウミガメやイルカも泳ぐというビーチも目の前に。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/f/-/img_7f072c9bb7109472a16feb57d3855e80204051.jpg)
白いパラソルとデッキチェア、冷たいドリンクを提供する東屋もビーチ脇のアダンとソテツが繁茂する木陰に待つ、南の島の極上のリゾート。
MIRU AMAMI(ミル アマミ)
所在地 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳800
電話番号 0997-55-4066
客室数 23室
料金(1名) オーシャンヴィラ 22,000円~、プールヴィラ 37,400円~(1室2名利用、朝食付き、サ込)
https://mirucollection.com/miruamami/ja/
〈レストラン〉AMANARI
営業時間 11:30~14:00(L.O. 13:30)、18:00~22:00(L.O. 21:30)
定休日 不定休
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Text=Chiyo Sagae
Photographs=Atsushi Hashimoto