海外旅行が難しい今は、日本の魅力を深掘りする、またとないチャンスです。そこで47都道府県の観光のプロに、知る人ぞ知る、その土地自慢の風景をリサーチ。

 そこには、まだまだ知らない日本の姿がありました。

 今回は、富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」小林亜希さんが選ぶ、富山県の春の風景4選を紹介します。この先の旅の候補地に加えてみませんか?

日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆ホタルイカの身投げ

 「ホタルイカが海上で見られる産卵が活発な4~5月。産卵を終えたホタルイカが波によって海岸に打ち上げられる現象を『ホタルイカの身投げ』と呼びます。

 新月の夜、海岸線の砂浜に青白い光が続く光景はとても幻想的です!

 また漁を観光船から見学できる海上観光では、幻想的にきらめくホタルイカの神秘の光や漁師たちの漁の様子等、普段見ることができない貴重な体験ができます」(小林さん)

ホタルイカの身投げ(ホタルイカのみなげ)

所在地 富山県高岡市~富山県朝日町(新潟県との県境)あたりの浜
https://hotaruikamuseum.com/tour

◆あさひ舟川「春の四重奏」

 富山県の東端の入り口にある朝日町の舟川は、両岸1,200メートルにわたり、約280本の桜が並ぶ、桜の名所。

 「春になると、雪を抱く白馬岳・朝日岳の北アルプスを背景に、桜並木とチューリップ、菜の花が奏でる四重奏を楽しめます!

 イベント期間中の設定日だけに焚かれるかがり火に照らされる夜桜もとても幻想的。昼と夜で表情の異なる桜をご覧いただけます」 (小林さん)

あさひ舟川「春の四重奏」(あさひふなかわ はるのしじゅうそう)

所在地 富山県下新川郡朝日町舟川新
https://www.asahi-tabi.com/sijuusou/

2021.03.19(金)
文=CREA編集部