この夏、注目の旅行スタイル
最新マウンテンリゾートに泊まる

圧巻の巨大ダムだけじゃない！ 信濃大町のとっておきスポットへ

　ホテル内でのんびりしているだけで、1日が過ぎてしまうANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん。できれば、2泊、3泊と滞在して、周辺の魅力もたっぷり堪能したい。

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「リゾート周辺の見どころで絶対にはずせないのが、立山黒部アルペンルート。夏は、黒部ダムの観光放水が必見です」

　実は、ホテル名の「くろよん」は、この黒部ダムの通称(黒四ダム)によるものだ。

　毎秒約10トンもの水が一気に流れ落ちる様子が、とにかく圧巻。高さ日本一186メートルの堰堤のほか、ダム展望台、放水観覧ステージなど、見学スポットも豊富。天気のいい日には、きれいに虹がかかることも。

　そのほか、国宝 仁科神明宮、国営アルプスあづみの公園、安曇野ちひろ美術館など、訪ねてみたいスポットが豊富な大町・安曇野エリア。

「リゾート滞在中には、豊かな大自然の美しさも、しっかり体感していただけるとうれしいです」

　ここ信濃大町では、特別な場所に行かなくても心がすっきりと癒やされるのだ。

　黒部ダムほど圧倒的な巨大さではないが、ホテルのそばにある大町ダムも訪ねてみたいおすすめスポット。

　ダムや地域のことが学べる大町ダム情報館のほか、周辺には吊り橋や釣り堀センターなども。観光客は比較的少なく、のんびり散策を楽しめる。　　

　豊かな自然を誇る信濃大町。国の特別天然記念物であるライチョウとニホンカモシカが暮らす土地でもある。

　市立大町山岳博物館では、北アルプスの自然の素晴らしさを学べるほか、隣接する付属園ではライチョウやニホンカモシカに会うことが可能だ。

「町歩きも楽しみたい、という方は、大町市街へお出かけください。ちょっと面白い体験ができますよ」

　古くは宿場町として栄えた大町。市街地には、風情ある建物が点在し、信濃大町駅前からは、レトロなアーケード街が続いている。

　この地のいいものを集めた特産館のほか、地元の人たちに愛されているケーキ屋さん、パン屋さん、なごめるカフェなども点在している。

　ぶらり町歩きをしながら、ふと目にとまるのが「男清水」「女清水」。

　その昔、なぜか町の西側では男の子ばかりが、東側では女の子ばかりが生まれたといい、いつしかその秘密は、この地に引かれた2つの水にある、と言い伝えられるようになったとか。

　その水は、今も町かどで人々に親しまれており、旅行者も自由に口にすることができる。

　アーケード街の道路を挟んで両側にたたずんでいる「男清水」と「女清水」。

　試しに飲んでみると、「あれっ、ぜんぜん味が違う！」

　西側の「男清水」は、北アルプス白沢からの湧水で、東側の「女清水」は居谷里(いやり)の池が水源。わずか数メートル離れただけなのに、なんとも不思議な体験だ。

「なお、この男清水と女清水を合わせた水は“縁結びの水” 、“夫婦円満の水”といわれています。ご興味のある方は、ぜひその効果をお試しください」

　とにかくリラックスして、すべてのお客さまに楽しんでいってほしい！

　そんな空気にあふれている、ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん。

　リゾートにおこもりしてプライベート感たっぷりの休日を過ごしたい人から、わくわくドキドキの夏体験をとことん楽しみ尽くしたいファミリーまで、すべてのゲストをこだわり満載のおもてなしで満足させてくれる。

 「信濃大町は、ホリデイ・インリゾートとして日本で２つめのデスティネーションになります。まだこのリゾートブランドを体験したことのないお客さまには、これまでとは、ひと味もふた味も違う楽しさを感じていただけたらと思います」

 　信濃大町だからこそ実現できる、気さくで楽しく、そして贅沢感も満喫できるリゾートライフ。

　今夏、この心地よさを体感したら、きっとまた季節を変えてリピートしたくなるはずだ。

※館内施設の最新の営業状況については、ホテルへお問い合わせください(2020年7月)。

2020.07.01(水)
構成・文＝矢野詔次郎
撮影＝橋本 篤