京都・洛北の閑静な森の庭に日本で3施設目の「アマン」誕生!

日本の伝統的な旅館をモダンに昇華させた客室。すべての客室に、檜風呂が設えられている。

 京都の中心地から車で約30分。金閣寺の名で親しまれる「鹿苑寺」が徒歩圏内にある鷹峯地区は、江戸初期に琳派の創始者である本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えたことでも知られるところ。

 金閣寺のほかにも、光悦寺や源光庵、常照寺などの美しい名刹があるエリアだ。

 そんな鷹峯三山の麓の広大で密やかな森の庭に、昨年2019年11月「アマン京都」が開業した。

客室の壁一面に窓が配され、苔庭や林の景観が心穏やかな時間を約束してくれる。

 世界中のトラベラーに愛され続けるアマンは、ロケーションにこだわったスモールラグジュアリーリゾートやホテルを展開するホテルブランド。

 「アマン京都」は、「アマン東京」や伊勢志摩の「アマネム」に続く日本での3つ目の施設で、京都の芸術文化に浸るのに理想的なロケーションに誕生したことになる。

林や谷間が続く中を緩やかに迂曲する苔生した石畳、巨石が横たわる苔が敷き詰められた空間など。アマン京都が佇む静寂の森は、日常とは離れた別世界を創り出している。

 約2万4,000平米もの敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、スパ棟、2階建ての宿泊棟が4つ、そしてヴィラタイプの客室2棟が点在している。

 静寂な森の中に溶け込むように、そして自然の庭の繊細な美しさを損なわないようと配慮されたミニマルな建築物は、「アマン東京」や「アマネム」手掛けた、ケリー・ヒル・アーキテクツがデザインを担当。

 それぞれの建物や客室は、日本旅館に受け継がれた伝統を踏襲しつつ、モダンさを兼ね備えた唯一無二のアマンスタイルに昇華されている。

 すべての家具と照明は、オリジナルデザインの特注品。しかも各空間に設えられた工芸品は、研ぎ澄まされた日本の美学と創造性を反映した逸品ばかりだ。

天然温泉を備えたスパ施設で、極上トリートメント体験

「アマン・スパ」の温泉は、疲労回復や筋肉痛の改善、美肌効果もあるとされるアルカリ性単純泉。露天風呂と内湯がある。

 「アマン京都」では、リゾート近郊に湧き出る天然温泉を備えたスパ施設にも注目したい。

 天然温泉での湯浴みはもちろんのこと、宇治茶、丹波の黒豆、地酒、和漢植物のオイル、きびそ繭、金箔など、いにしえより美と健康に使用されてきた自然由来の材料を用いた、ここならではのトリートメントが体験できる。

 さらに、森林浴を兼ねたウォーキング、自然と一体になるヨガや瞑想、呼吸のエクササイズなどの“ナチュラルウエルネス”の数々も。

日本料理「鷹庵」。料理長は「吉兆」で20年以上の経験を持つ、三田紘司氏が務める。

 レストランは、朝食からディナー、アフタヌーンティーなどを楽しめるオールデイダイニングの「ザ・リビングパビリオン by アマン」と、日本料理「鷹庵」の2カ所。

 「鷹庵」では、空間、花、器、そして料理を一体化した至高のおもてなしで、日本文化の本質に触れる時間に浸ることができる。

 アマンといえば、ディスティネーションごとのオリジナルアクティビティにも定評がある。

 京都では、非公開のお寺での坐禅や書道、茶道、生け花などの文化体験、花街(上七軒)での舞妓さんや芸妓さんのおもてなしなどを提供。本阿弥光悦ゆかりの地で、静かな京都をぜひ堪能したい。

 あるがままの自然を生かした静寂の地で、「アマン京都」が提案するひとときに身を委ねれば、五感を研ぎ澄ませ、心身を癒し、潤わせる。そんな最上級の休日が過ごせること請け合いだ。

アマン京都

所在地 京都府京都市北区大北山鷲峯町1番
電話番号 075-496-1333
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto

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