香港だからこそ手に入る茶器
中国の皇帝も愛した景徳鎮

　骨董街としての歴史をもつ荷李活道には、美意識の高い店が立ち並ぶ。

　個性的なセレクトショップやブティックが増えつつある太平山街も見逃せない。

中国の皇帝も愛した景徳鎮が
モダンでシンプルなデザインに

●延鴻館
(ヤン・ホン・グアン)

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 「青花」と呼ばれる染付で有名な景徳鎮は歴代の中国皇帝たちに愛され、各国の陶磁器に影響を与えてきた。

 「延鴻館」では陶芸家、巴琳さんが創作するモダンな景徳鎮のコレクションを扱う。

 「作陶のインスピレーションは自然から得ています」という巴琳さんの作品は、凜として懐かしみを感じる。透けるような白磁に浮かぶ青の文様も秀美。

　店内には日本の食卓にもなじみ、日常で活躍しそうな茶器類や花器などが種類豊富に並ぶ。

Text＝Masami Uwabo
Photo＝Atsushi Hashimoto
Coordination=Alice Chu
Coopertation=Hong Kong Tourism Board