東洋と西洋のホスピタリティを融合させ、洗練を重ねてきた香港のホテル。

 その伝統を受け継ぎ、新潮流も打ち出す極上のホテルを厳選、ご紹介する。


香港初のセントレジスが
勢いづく湾仔にオープン

●The St. Regis Hong Kong
(セントレジス香港)

ロビーラウンジ。両側に設けられた鉄の扉は、昔から湾仔の住宅で玄関前に取り付けられていた鉄の扉へのオマージュ。

 2019年4月、香港初となるセントレジスが、発展を遂げる湾仔のウォーターフロントエリアにオープンした。

左:館内では専門のスタッフが日々、フラワーアレンジメントを手がけている。
右:セントレジスの伝統的なサービス「イブニング・リチュアル」。夕方、ラウンジではシャンパンをサーベルでオープンするサベラージュが披露される。

 際だった洗練と卓越したサービスで名高いラグジュアリーブランドの出現は、当地で大きな話題を呼んでいる。

左:ロビーにも季節の花を欠かさない。
右:好きなスウィーツとセイボリーなどをワゴンから選べる「ザ・ドローイング・ルーム」のアフタヌーンティー。評判が高く、席もすぐに埋まる。1名につき 388香港ドル~。

 デザインを担当したのは香港出身のインテリアデザイナー、アンドレ・フー。

大人気の「ザ ・セントレジス・バー」。

 歴史ある湾仔のアイコンをインテリアに忍ばせ、伝統の職人技を取り入れることで、タイムレスな香港の魅力を館内の隅々にまで息づかせる。

左:セントレジスオリジナルのラム、ジンの小瓶。
右:グラスに入った氷にもセントレジスのロゴが。

 邸宅をイメージしてデザインされたという客室も、贅沢で心地よさに溢れる空間に仕上がっている。

レストラン「ルゥン」のメインダイニング。

 無駄を廃し、シンプルを貫き、質の高いものだけを設えた客室は、長い滞在をも疲れさせない。リラックスできる深いバスタブを備え、レトロな趣ながら非常に機能的なバスルームも秀逸だ。

Text=Masami Uwabo
Photo=Atsushi Hashimoto
Coordination=Alice Chu
Coopertation=Hong Kong Tourism Board

この記事の掲載号

香港・マカオ

CREA Traveller 2019年秋号

新しさと懐かしさと
香港・マカオ

定価1,350円 (税込)

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CREA Traveller 2019年秋号
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