おひとり様滞在にもおすすめ
全室温泉半露天風呂付きの離れ
箱根仙石原の温泉旅館「箱根風雅」に2019年3月、ワンランク上の滞在を提案する、全室温泉半露天風呂付きの離れ「Miyabi邸」が誕生した。
「箱根風雅」は仙石原の別荘地に佇む静かな環境の中にあり、コンセプトは“大人の時間(とき)を愉しむ宿”。
美食、癒しなどを追及した滞在を提案し、2017年のオープン以来、箱根の人気宿としてその名を馳せている。
本館「Kaze邸」の目の前に増設された全10室の離れ「Miyabi邸」の客室には、広々としたテラスにゆったりサイズの半露天風呂が設えられている。
本館には大浴場もあるが、ここでは箱根十七湯のひとつに数えられる強羅温泉の湯浴みを誰の目も気にせず、心ゆくまで楽しむことができる。
デザイン性にも優れた客室には、ミッシェル・デュカロワ氏デザインの座り心地抜群のソファ、7年連続全米売上No.1の高品質のベッドマット「サータ」などを配置。ゆったりと寛ぐためのアイデアが凝らされた、上質な空間だ。
食事は朝夕ともに、本館「Kaze邸」のレストランにて。
夕食は、和食の基本を踏襲しつつ、洋のエッセンスを取り入れた創作懐石だ。
伊豆の食材をふんだんに取り入れたメニュー構成で、相模湾の旬のお造りなどと、ライブキッチンで作るできたてのステーキなどが振る舞われる。
そして朝食をなによりも楽しみにしているというファンが多いのも、この宿の特徴のひとつ。
レストランのエントランスに用意された3種類のスムージーの中から好きなものをチョイスして、テーブルへ。
メニューは、富士山の伏流水で仕立てた豆腐を温泉と同じ弱アルカリ性の湯でとろとろに仕上げた温泉豆腐など、手の込んだ品が並ぶ。
「箱根風雅」は、おひとり様滞在のゲストが多いことからも、大人の滞在にうってつけという宿だということがよくわかる。その理由は、洗練された空間と、美味なる朝食にある。
夕食なし&レイトチェックインの宿泊プランを用意しているので、夜遅くにチェックインし、本館のバーでお酒を嗜んだり、ゆっくり湯浴みをして、極上の眠りにつく。
そして翌朝、宿自慢の朝食をいただいて、そのまま仕事に直行、あるいは観光に出るというリピーターが多いのだ。
もちろん通常の1泊2食付きプランを利用して、よりゆったり過ごすのもいい。
カップルや家族で訪れるのはもちろん、たまには自分へのご褒美にゆるりとおひとり様滞在で癒されたい。
そんなときにも「箱根風雅」はおすすめの宿といえる。
箱根風雅
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246-773
電話番号 0570-071-568
https://www.hakone-fuga.com/
文=立花奈緒(ブレーンシップ)