野菜とスパイスが心身ともに満たす
京都「スガマチ食堂」は女性に人気

その時々で内容が変わる
季節の定食は一汁五菜

●スガマチ食堂

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　西陣で惜しまれつつ休業に入っていたが、2017年8月、賀茂川にほど近い下鴨に場所を移してリスタートした。

　生命力を感じる新鮮な野菜と、薬膳の考えを取り入れたスパイスづかいは健在で、特に女性からの支持は絶大だ。

　その時々で内容が変わる季節の定食は、京都の郊外・静原で育てられている減農薬野菜を中心にしつつ肉や魚も入った一汁五菜。

　スパイスが主張しすぎることなく、料理に深みや香りをまとわせる加減がちょうどいい。

　インド料理店で働きながらベジタリアン料理と、スパイスや薬膳の使い方を学んだ店主・松倉由香さんが作る、身体と心を満たしてくれるここだけの味となっている。

文＝CREA Traveller編集部
撮影＝志水 隆