地球で最も硬く、カットされ、磨かれて初めて輝きを放つダイヤモンド。手を掛けるほど真価を発揮する神秘の石ゆえ、人の心を魅了し、歴史をも動かしてきた。そしてもちろん、花嫁の薬指を飾るに相応しい崇高な存在でもある。そんなダイヤモンドの抗えない魅力を、トップジュエラーならではの逸話から探ってみよう。
一代で栄華を築いた
ダイヤモンドへの情熱
Graff(グラフ)
「ダイヤモンドに関わる仕事をするためにこの世に生まれてきたと心から信じています」こう言い切るのはグラフの創業者、ローレンス・グラフだ。
15歳でキャリアをスタート、18歳で独立。1960年にロンドンでグラフを創業した彼は、原石からジュエリーまで一貫して自社で扱う真のダイヤモンドカンパニーとして、一代にして栄華を築いた。そこにはどの時代にも増して多くの歴史的に重要なダイヤモンドを獲得してきた背景がある。
至近では昨年9月、過去一世紀で最大の1,109カラットのダイヤモンド原石「レセディ ラ ロナ」を入手。
白だけでなく、イエロー、ピンク等の希少なダイヤモンドも多数扱い、それらの個性的な色彩と輝きは、世の女性を虜にすると同時に、彼のダイヤモンドへの情熱を煽り続けるのである。
グラフダイヤモンズジャパン
電話番号 03-6267-0811
https://www.graffdiamonds.com/ja/
Edit, Styling&Text=Mami Sekiya
Photo=Kaz Arahama