都会であわただしい毎日を過ごしていると、いつの間にか目には見えない澱が溜まっていきます。さあ、「ガラスの街とやま」でココロとカラダのくすみを洗い流し、透明な自分を取り戻してみませんか。大いなる自然の魅力と洗練された街の魅力、そのふたつを併せ持つ、富山への旅がはじまります。

>>【旅立ち】“天空の楽園”をめざして、富山行の最終便に
>>【2日目】雲海に沈む夕日を眺める神秘の一瞬
>>【3日目】立山に別れを告げて、再び富山の街へ

 3泊4日の富山への旅もついに最終日。「ガラスのまち」でもある富山で、TOYAMA・GLASSのアートな世界に触れて旅をしめくくります。

富山ガラスの輝きは自分を映す鏡

 最終日、富山訪問の記念に何か買いものをしようということになった。気になったのは昨日のカクテルグラスだ。作家の藤井さんは富山ガラス工房の所属だという。工房がある呉羽の「グラス・アート・ヒルズ富山」まで足を延ばしてみることにした。

ヴェネツィアンガラスを代表する技法・レースガラスに和の感性を融合させた安田泰三氏の作品。安田氏は富山市岩瀬地区に工房とギャラリーを構えている。Taizo Glass Studio 電話番号 076-426-9340

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photo:Atsushi Hashimoto
text:CREA Traveller
special thanks:Toyama city(www.city.toyama.toyama.jp)