“天空の楽園”をめざして、富山行の最終便に

7月から9月にかけて、可憐な高山植物のお花畑がそこかしこに。思わず心がなごむ

「立山は雄山・大汝山・富士の折立の三峰の総称で、南の薬師岳から北の毛勝山までの山々全体を立山連峰と呼んでいる。北には水深1000mに達する富山湾が広がり、東には3000m級の立山連峰がそびえる富山は、高低差4000mという急峻な地形で、急流河川や扇状地、また蜃気楼や珍しい海の幸を育んでいる」

 頭の中は「富山」でいっぱいだ。金曜日、仕事を無理やり片付けて、女ともだちと飛び乗った富山行のANA最終便。2015年には北陸新幹線が延びるから、東京からのアクセスもぐっとよくなるはずだ。ANAクラウンプラザホテルにチェックインしたときには、山並みはすっかり夜の帳に隠されていた。ご対面は明日の朝のお楽しみ。客室に備えられたアイウォーマーや入浴剤が高ぶる気持ちを抑えてくれた。

立山駅は地鉄立山線の終着駅。ここからケーブルカーで美女平へと上がる。最大傾斜29度という急勾配はスリリング。駅で待つ間にも、期待感が高まる
標高2450mの室堂に立つホテル立山。『ティーラウンジりんどう』では、立山玉殿の湧水を使った水出しコーヒーを楽しみたい。ターミナルには『ザ・ノースフェイス』のショップも入っている。
ホテル立山 電話番号 076-463-3345

photo:Atsushi Hashimoto
text:CREA Traveller
special thanks:Toyama city(www.city.toyama.toyama.jp)