クリスマス一色のロンドンの街

カーナビー・ストリートのクリスマス・イルミネーション。今年のテーマは、「トロピカル・カーニバル」です。

 クリスマス・シーズンの訪れが年々早くなるロンドン。ハロウィーンが終わると、ショップのディスプレーも、また通りのイルミネーションも、次々とクリスマス仕様へと変化を遂げていき、11月の後半にもなると街はすっかりクリスマス一色になります。

 本コラムで2013年にお届けした、ロンドンのクリスマスの風景(「ロンドンの街角で クリスマス気分は最高潮!」)。今年もやってきた、クリスマス・シーズンのロンドンをレポートしましょう。

カーナビー・ストリートから一本入った小路のデコレーションは、ここ数年色が変わる電球で定着しています。

 なかでも、毎年斬新なライトで話題になるのが、カーナビー・ストリートです。60年代に音楽とファッションを愛する若者が集った、スウィンギング・ロンドンの中心地だけに、毎年、一風変わったテーマ性の高いイルミネーションで飾られます。

 今年のカーナビー・ストリートのクリスマス・イルミネーションのテーマは「トロピカル・カーニバル」。ヴィヴィッドな色合いの南国の鳥や椰子の木など、寒い冬が暖かくなりそうな、賑やかなイルミネーションです。

羽を広げたエンジェルが頭上に並ぶリージェント・ストリート。

 羽を広げた天使のイルミネーションが並ぶリージェント・ストリート、ここ数年お馴染みとなったシルバーとゴールドの球体ライトが浮かぶオックスフォード・ストリートにも、クリスマス・ショッピングに急ぐ人々が溢れています。

オックスフォード・サーカスのクリスマス・イルミネーション。子どものためのチャリティ団体NSPCCとスカイ・シネマとのコラボで、「LIGHT UP Christmas FOR CHILDREN」の文字が灯っています。
シンプルでありながら、華やかなオックスフォード・ストリートのクリスマス・イルミネーション。丸い光のぼんぼんの下をロンドンのシンボル2階建てバスが走っていきます。
人気デパート、リバティは2階のバルコニーに並んだツリーが賑やか。

文・撮影=安田和代(KRess Europe)