スマホもPCも預けて非日常の世界へ
「星のや」の脱デジタル滞在とは？

◆星のや竹富島
モリを使って「島たこ採り」を体験

星のや竹富島の脱デジタル滞在は、島たこ採りができる条件に合わせ、2017年10月3日(火)～7日(土)、11月2日(木)～6日(月)、12月2日(土)～6日(水)に開催。

 竹富島の東部に、伝統を尊重して建てられた琉球赤瓦の集落「星のや竹富島」。ここでは、島たこ採り体験をメインにした、ちょっとユニークな脱デジタル滞在が楽しめる。

 島たこは、げんこつくらいの大きさで、満月、大潮、干潮の3つの条件が揃うときに活動するという。このプログラムは、その条件に合わせて開催。島のおじいにレクチャーを受けながら、月明かりを頼りに浅瀬で島たこを探し、モリを使って採るという貴重な体験ができる。

中国から伝わり、琉球王国で宮廷楽器として発展した三線。名人に教わったあとも、三線はチェックアウトまでレンタル可能。

 ほかにも、島の文化に触れられる体験が待っている。三線のプライベートレッスンだ。

 島の行事や祝いの席に欠かせない三線。島の名人に楽譜の読み方から弾き方までを教わり、誰でも知っている「キラキラ星」などの曲から、竹富島に伝わる「安里屋ゆんた」などの古謡まで、レベルに合わせてレッスンを受けられる。島の風を感じながら練習してみよう。

眺めのいいスパで、体をゆっくりほぐして。

 少し疲れたら、オールハンドのオイルトリートメントで体をほぐそう。ショウガやブラックペッパーを使ったスパイシーな香りのオイルで、芯からリラックス。

泡盛3種の飲み比べセット。飲み慣れない人は、水で割った泡盛をひと晩寝かせると、まろやかな口あたりに。

 また客室には泡盛3種の飲み比べセットが用意されているのもうれしい。蔵や度数によって異なる味わいを、ストレートやロックなど、いろいろな飲み方で楽しみたい。

 デジタル機器やネット社会から一時的に距離をおき、雄大な自然や土地の文化に触れる脱デジタル滞在。ストレスから解放される滞在ができそうだ。

文＝榎本市子