名物は地元産の豆乳で作る湯葉料理
月替わりの会席料理一例
その数々の絶品料理は、名湯、湯河原温泉のなかでも老舗として知られる「京風懐石 海つばき石榴」で修業を積んだ主人によるもの。名物は地元産の豆乳で作る湯葉料理。できたての湯葉だからこそ味わえる絹のような滑らかさと口の中に広がる大豆の甘みは、独特のおいしさを放つ。季節の味を大切にしているため、献立はひと月ごとに替わるが、この湯葉料理は一年を通じて味わえる。表はつるっ、裏はとろっとした引き上げ湯葉を先付けに、その時期に採れる季節の味を堪能したい。土鍋で炊いた白いご飯もまた、お米が立っていてほくほく……。
館内には家族風呂が3つ。飲んでよし、浸かってよしの湯は、血流を促進し、さらさらの血液に
ただおいしい料理だけでなく、旅の思い出に残るような丹精込めた「食」でのもてなしが、クレア世代の心をくすぐる。静かな純日本建築の旅館での夜の献立は、事前に予約すれば、宿泊をしない人でもお昼にいただける。
丸長旅館
大分県竹田市直入町長湯7995-2
電話番号 0974-75-2010
URL www.marucho-ryokan.com
料金 ￥16000～(入浴税別途￥150) カード不可
チェックイン 15:00
チェックアウト 10:00
客室数 6
施設 露天風呂、貸切風呂
2011.12.27(火)
text:Yuko Harigae / Ritsuko Oshima(Giraffe)
photographs:Bungeishunju
CREA 2012年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
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