2種類のアフタヌーンティーとロンドンの景色を堪能

◆ TiNG (ティング)

 空に突き出たとんがり頭が目印のロンドン一の高層ビル、ザ・シャード。35階にある「ティング」では、常にアジア風とクラシックの2種のアフタヌーンティーを用意している(各54ポンド~)。

 アジア風は、東洋の味を取り入れた斬新なセイバリーとスウィーツが特徴。クラシックは、伝統的なイングリッシュ・アフタヌーンティーに独自のひねりを加えている。それぞれ季節ごとに内容が替わり、2016年後半には餅や寿司酢などを使った日本風アフタヌーンティーも登場予定。

● English Afternoon Tea

 エリザベス2世の生誕90年を祝う「ロイヤル・アフタヌーンティー」には、王室をモチーフにした工夫がいっぱい。セイバリーの皿には、女王の戴冠60周年記念の晩餐に供されたコロネーション・チキン風のサンドイッチも。

 また、スウィーツのなかにも、チョコレートの王冠をあしらったヴィクトリア・クラウン・ケーキ、英国伝統のデザート、アップルクランブル カスタード添えなど、一般的なアフタヌーンティーとは一線を画した品々が並ぶ。
 

● Asian-Inspired Afternoon Tea

 東南アジアの素材や調理法を応用した斬新なアフタヌーンティー。セイバリーの皿は、タロイモの春巻、スイート・チリソースをあしらったカニとショウガのタルト、スモークダックとココナッツの生春巻など、見た目も味もバリエーション豊か。

 ペイストリーの皿には、フィリピンの紅山芋のマカロンや爽やかなメロンのタピオカ、一枚一枚スポンジを重ね焼きするマレーシアのサラワク・ケーキなど、異国情緒の漂うスウィーツが。

TiNG(ティング)
所在地 Level 35, Shangri-La Hotel, At The Shard, 31 St Thomas St., London SE1 9QU
電話番号 020-7234-8108
営業時間 〈レストラン〉朝食 6:30~10:30、ランチ 12:00~14:30(平日のみ)、アフタヌーンティー 12:00~16:00、ディナー 18:00~23:15/〈ラウンジ〉朝食 6:30~10:30、オールデイダイニング 11:30~23:30、アフタヌーンティー 12:00~16:00
定休日 無休
URL http://www.ting-shangri-la.com/

Photo=Sean Myers
Text=Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
Coordination=Chisato Hashizume