武力衝突の最前線で今、何が起きているのか?

認定NPO法人テラ・ルネッサンス(理事長:吉田真衣、所在地:京都府京都市、以下テラ・ルネッサンス)は、コンゴ民主共和国東部において、反政府武装勢力M23による武力紛争が激化していることを受け、緊急人道支援を実施することを決定。2025年2月21日(金)にテラ・ルネッサンス創設者の鬼丸昌也と理事/海外事業部長の小川真吾が緊急報告会をオンラインで開催します。

参加申込URL:https://peatix.com/event/4233317/view



◯コンゴ東部:緊迫続くブカブ市

 2025年1月末、コンゴ民主共和国東部で反政府武装勢力「M23」は北キブ州(ゴマ市)へ武力侵攻し、同市を制圧。そして、2月14日には弊会事務所のある南キブ州の州都ブカブ市も制圧されました。これまで3,000人を超える死者、多数の避難民が発生し、食料や医療へのアクセスが困難になるなど、人道状況は急速に悪化しています。2月18日時点で、政府軍とM23の間で大規模な戦闘は起きていませんが、M23と民間人、または略奪グループとの間で銃撃戦が発生しています。今後、M23と政府軍及び民兵組織の間での戦闘が始まる可能性もあり、予断を許さない状況です。

〇テラ・ルネッサンスが緊急人道支援を開始

 コンゴ東部で活動するほぼ唯一の日本のNGOとして、テラ・ルネッサンスは緊急人道支援を開始。南キブ州ウビラ市内の病院において、戦闘で負傷した331名の患者を対象に、食料や医薬品、医療器具の提供などを実施しています。刻一刻と変化する状況下で、現地スタッフが命を守るために活動しています。

〇紛争の背景にある鉱物をめぐる争い

 1998年以降の紛争で、コンゴ民主共和国では540万人以上が犠牲となり、多くの子どもたちが兵士として戦わされてきました。紛争の背景には、レアメタルなどの豊富な資源をめぐる争いがあります。南キブ州には、携帯電話の部品として使用されている金やスズ、タンタルなどの鉱物資源が豊富にありますが、これらの資源が不正に輸出され、武装勢力の資金源となっているのです。

〇報告会開催

 状況が刻一刻と変化する緊迫した状況の中、現地で何が起きているのか、何が必要とされているのか、皆様に最新の情報をお届けするため、緊急報告会を開催いたします。

【こんな方におすすめ】

・コンゴ民主共和国の現状を知りたい方

・国際人道支援に関心がある方

・アフリカの紛争問題について深く考えたい方

・社会課題解決、国際協力に関心がある方

イベント名:緊急報告会 コンゴ民主共和国、武力衝突の最前線で今、何が起きているのか?

開催日時:2025年2月21日(金) 21:00 - 22:00

開催形態:オンラインzoom

定員:100名

参加費:無料

申込: https://peatix.com/event/4233317/view

◯登壇者プロフィール

小川 真吾(おがわ しんご)認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事/海外事業部長



1975年、和歌山県生まれ。学生時代、カルカッタでマザーテレサの臨終に遭遇、マザーテレサの施設でボランティア活動に参加。大学卒業後は、青年海外協力隊員としてハンガリーに派遣、旧ユーゴ諸国とのスポーツを通した平和親善活動などに取り組む。2005年より、ウガンダに駐在し、元子ども兵社会復帰支援プロジェクトを実施。帰国後、2011年3月から2023年10月までテラ・ルネッサンスの理事長を務める。2023年11月からは理事および海外事業部長として、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の自立支援に関わりながら、テラ・ルネッサンス全般の経営を担っている。著書に『ぼくは13歳 職業、兵士。』(合同出版)、『ウガンダを知るための53章』(明石書店)がある。

鬼丸昌也(おにまる まさや)認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事



認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者・理事。大学4年生の時に、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことから」と講演活動を始める。同年10月、大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、「テラ・ルネッサンス」設立。同団体では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の自立に必要な支援を実施している。2022年、約150のNGOが加盟する、NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)の理事長に就任。「対話」と「連帯」による社会変革を目指す。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス

「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)、社会貢献者表彰(公益財団法人社会貢献支援財団)、日経ソーシャルイニシアチブ国際 部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、 第4回ジャパンSDGsアワード 副本部長(外務大臣)賞(外務省)、第52回毎日社会福祉顕彰(毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団)、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」(公益財団法人岩佐教育文化財団)、第18回西日本国際財団アジア未来大賞(公益財団法人西日本国際財団)、第10回エクセレントNPO課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、ほか多数。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。

名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室

URL:https://www.terra-r.jp

理事長:吉田 真衣

設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)

事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など

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