15,070円のコースより。“菜園のインサラータ”はカブ、フェンネルの花などの野菜の味わいをリコッタチーズとコンソメジュレのコクが引き立てる。 高校生のころからイタリアが好きだったという笹森シェフ。「弘前はイタリアの21番目の州みたいな気持ちでやっています(笑)」。 11種類の品種を実験的に植え、うまく育った4種を畑で栽培。風通りがいい場所なので病気になりにくい。 メインの“金木産馬肉 かいのみ炭火焼”。馬肉の産地である金木町から仕入れた肉を塩とオリーブオイルでマリネしてソテー。上品な脂と野菜のほんのりとした苦みとのバランスが絶妙。 左から、弘前アポーワイン 2,526円、2020 弘前シャルドネ 3,300円、2019 弘前ネッピオーロ 5,500円。 “冷たいスパゲッティ”は小泊産サザエとサフランのソース、フェンネルを添えて。ナッツとサザエの磯の香りで贅沢な味わいに。 自家菜園だからこそ、流通しない小さなカブや野菜の花などを料理に使える。みずみずしい美味しさ。 夜のコース 5,500円より。手前・ミズの白和え、そら豆などの先付、奥・旬の刺身を盛り合わせた向付。魚はホタテ、アジ、ヒラメ、ヤリイカ、マグロなどで、すべて県内で水揚げされたもの。 「青森は海に恵まれた場所なので新鮮な魚を楽しんでほしい」と話す店主の鳴海さん。 焼き物は、白身魚のキンキンの一夜干しとスズキの塩麴焼き。食感がいい細ダケを添えて。 看板メニューの茶碗蒸しは、あえて具を入れずクリーミィに仕上げている。写真はパプリカとメークイーンで内容は月ごとに替わる。 5つあるテーブルは10人ほどが座れる。木を贅沢に使った店内。 木肌が美しく照らされたロビー。酸ヶ湯温泉が定宿だった版画家・棟方志功の作品が館内に多数飾られている。 建物を囲むように群生するブナの原生林には鳥のさえずりが響き渡る。 クラシカルなインテリアのツインルーム。テラスに出ることもできる。 洋朝食では完熟りんごジュースや岩手県の三谷牧場の“金のヨーグルト”など、北東北の恵みを味わうことができる。 庄屋を移築して作られた趣ある宿。 ダイニング付き和洋室“曙山”の白木のテラス。リスやたぬきなどの動物に出合えることも。 開放感に溢れた部屋のお風呂。アルカリ性単純泉で肌をなめらかにする美人の湯。館内には眺めのいい貸し切り風呂もある。 夜のコースより。焼き物の“比内鶏のもろみ漬け蜂蜜焼き”、“大助(鮭)の松の実味噌焼き”など。 ごぼうや湯葉などが入った出汁で味わうじゅんさいのしゃぶしゃぶ。 記事を読む