重厚な煉瓦の外壁を修復保存。美術館のロゴはグラフィック・デザイナー服部一成が手がけた。 弘前といえばねぷたまつり。街中のふとした場所にも「ねぷた絵」が。 弘前のメインストリート、土手町通り。 どこか懐かしさを感じる美術館周辺の商店街。 昭和の趣がひそかな人気の中央弘前駅。 近くを走る弘南鉄道大鰐線。 駅の待合室もレトロな風情。 どっしりとした煉瓦倉庫の佇まいは改修後も変わらない。 煉瓦を互い違いの角度で積み上げる「弘前積み工法」の内壁。 ミュージアムショップやカフェレストランなどが入るカフェ棟も。 美術館のエントランス。内壁は改修にあたり新たに造られた。 屋根の換気口も倉庫時代のままに再現。 エントランスから展示室、ライブラリーにいたるまで、残せるものは可能なかぎり残し、倉庫ならではのダイナミックな広がりをもつ空間を創出。 煉瓦が作り出す心地よい静けさに包まれたライブラリー。 館内のライブラリーにはペンダントライトが暖かな光を投げかける。 奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年/2006年の「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」展に関わった地域の人々のために制作された大きな立体作品をエントランスに再展示。 画像左:尹秀珍《Weapon》2003-2007年/中国現代美術を牽引する女性アーティスト。古着を用い、都市化や近代化への様々に交差する感情を表現。©Yin Xiuzhen, courtesy of Beijing Commune and the artist。画像右:ナウィン・ラワンチャイクン《いのっちへの手紙》2020年/30人以上の弘前市民へのインタビューをもとに制作された、幅約13mの大型絵画と映像作品。 潘逸舟《ぬりえ》2017年/大量生産の布に着彩し、アイデンティティの意味を問うシリーズ作。「弘前エクスチェンジ」の第1弾アーティスト。 畠山直哉《出荷室から清澄室を臨む 2017年10月10日》(「吉野町煉瓦倉庫」より)2017-2019年/煉瓦倉庫が美術館へと生まれ変わる改修工事を着工前から約2年かけて撮影。 カフェ棟は誰でも気軽に利用できる。 美術館棟の外壁は倉庫時代のまま保存・利用。 美術館2階ホワイエの上に残された貯水タンクにシードル工場時代の名残が漂う。 窓からは東北一の美塔と謳われる最勝院五重塔が。 記事を読む