【2023年3月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 東南アジア=太陽星には、凶星の病符が入ってきます。さらには、三方四正でつながる太陰星の化忌や捲舌、天梁星の凶星・指背の悪影響を受けるという星回り。新たな感染症、例えばアフリカ豚熱の拡大、政治的舌戦などで、落ち着きのないひと月となる国も出てきそうです。ただ、紫微・天府星にある吉星・天鉞の好影響も大きく、観光業が活性化するなど明るいニュースも聞かれ、悲観するような事態にはならないでしょう。

 中国=武曲星には、羊刃、喪門、陌越と3つの凶星が入ってきます。だからといって、悪いことばかりではなく、金融、不動産、加工業はやや上向きです。しかし、指導者への不満が引き起こす衝突や対立、人民の死傷といった問題は深刻化するかもしれません。陌越が示すのは、他者の領域に踏み込み、不正な利益を得る行為。ここからイメージされるのは、偵察用気球をめぐるトラブル、そして尖閣諸島の問題でしょう。今後も挑発を続け、相手側から戦争を仕掛けてくるのを待っている……そんなシナリオが読み取れるような星回りです。

 台湾=天同星には、吉星の禄存と将星が入ってきます。禄存が人々に福・禄・孝・喜・財の五福をもたらし、将星がそのパワーを倍増させる……そんな明るい星回りです。大きな心配事はなく、経済的な発展を目指していけるひと月となるでしょう。

 そして、皆さんの住む日本=七殺星には、大吉星の解神と天喜が入ってきます。解神は伝染病の鎮静化、天喜は結婚や出産を意味します。物価高に悩まされるなど、経済面では苦しい面がありつつも、新型コロナをめぐる足かせがなくなり、延期していた結婚式を挙げたり、子どもを持つことを考える夫婦が増えてくるのではないでしょうか。有名人の結婚や出産のニュースが人々の気持ちを明るくするという可能性も。ホテル業は好調でしょう。

 また、紫微・天府星にある吉星の好影響を受け、金融、水産、加工、製造、ハイテク、旅行業には活性化の兆しがあります。ただ、凶星の陀羅があるので、給料が上がらないといった悩み、将来への不安など、人々の精神的な負荷はやや大きめかもしれません。解神の力が助けとなり、皆さんが平穏な日々を送れるよう祈っています。

2023.02.28(火)
文=堀 由美子