栗の風味がギュッ。まるで“洋菓子版”栗きんとん

菓子工房コンセルト「和栗ベイク」

 和栗がたくさん収穫される高知県に洋菓子店を構える和田拓也さんが目指したのは、栗のおいしさをダイレクトに味わえるスイーツをつくること。そこで、先代のころから地元で愛されてきた和栗のお菓子をブラッシュアップ。和栗のペーストに刻んだ栗を混ぜ合わせ、卵黄やバター、生クリームを加えた生地は、その6~7割が和栗という贅沢さ。オーブンでじっくり焼き上げた生地はしっとりなめらかで、口に運べばバターに負けることなく栗の馥郁とした香りが広がる。

能登の恵みを際立たせる甘辛おいしい醬油シロップ

宝達山本舗 松月堂「能登の極上素材プリン」

 普通のプリンに見えるが、このひと瓶には数々の驚きが詰まっている。一つ目は、その名の通り、こだわり抜いた素材。ハーブを与えて育てた鶏の卵や牧場を指定して毎日搾る牛乳、能登最高峰宝達山の伏流水。ふんだんに入れるバニラ。二つ目は、カラメル。地元の蔵で造られた丸大豆醬油を焦がしカラメルに加えることで余韻が長く個性が際立つ味に。三つ目は、冷凍を可能にしたこと。能登で3代続く菓子店の店主、松田健太さんの思いが詰まっている。

チーズケーキ、和スイーツのお取り寄せはこちらから!
「文春マルシェ」

出版社ならではの取材力を武器に、全国からおいしいものを届ける食のECサイト。つくり手を訪ね、選び抜いた商品は少し贅沢なものから、簡単調理アイテム、他では手に入らない逸品など幅広くセレクト。
https://shop.bunshun.jp

※こちらで紹介している情報は2022年11月現在のものです。料金はすべて送料別となります。

2022.12.28(水)
Photographs=Takashi Shimizu
Styling=Nobuko Nakayama(Cheesecakes), Misako Okishima(Wa-sweets)

CREA 2023年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

100年超えの名品から、最旬SDGsアイテムまで贈りものバイブル

CREA 2023年冬号

100年超えの名品から、最旬SDGsアイテムまで贈りものバイブル

特別定価960円

「CREA」2023年冬号は「贈りものバイブル」です。大切だからこそしばらく会えなかったあの人に、一年間頑張った自分に、贈りたいのはやっぱりいいもの――時を越えて愛される名品の数々です。2023年、文藝春秋は100周年を迎えます。そこで今回は、100年以上続く老舗の名店や、未来へと伝えたい価値観を掲げる新店などから、選りすぐりのギフトをご紹介。あなたのホリデーシーズンが、最高にハッピーなものになりますように!