【京都】カリスマホテリエ
パディー・マッキレンが手がけた
「THE SHINMONZEN KYOTO」

　京都ならではの意匠が凝らされた優美で個性的なホテルが、今年も続々と誕生している。

　洗練されたあしらい、おもてなし、美味の数々─ホテルでなければ叶わない特別な体験に満たされる時を。

　おすすめのホテルを6回に渡りご紹介。

建築、インテリア、美食 世界の一流が融合する空間

◆THE SHINMONZEN KYOTO(ザ・シンモンゼン)

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　南仏プロヴァンスで各国のエリートトラベラーが憧れるブティックホテル「ヴィラ・ラ・コスト」を所有・運営し、世界的なアートコレクターとしても知られるカリスマホテリエ、パディー・マッキレン氏が手がけるラグジュアリーホテルが2021年12月、古い京都風情を残す祇園・新門前通に開業した。

　老舗の古美術店、ギャラリーが軒を連ねる界隈に融け込む建築は、安藤忠雄氏によるデザイン。

　そこにフランス人デザイナー、レミ・テシエ氏が手がけたインテリアが融合し、さらに全室がバルコニー付きスイートという贅沢さ。

　旅慣れたゲスト一人ひとりのリクエストに寄り添う、パーソナライズされたおもてなしも心地よく、知る人ぞ知る“隠れ家感”も魅力。

　また今夏には、ニューヨークのモダンフレンチ「ジャン・ジョルジュ」を率いるスターシェフ、ジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリステン氏のメインレストランも開店予定。乞うご期待だ。

Edito & Text＝Shojiro Yano
Photographs＝Takuya Oshima