【2022年7月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 東南アジア=太陽星には、吉星の右弼、凶星の陀羅と指背が入ってきます。

 旅行業の活性化が期待できるときなので、各国の入出境の自由度が高まれば高まるほど、ビジネスチャンスが増え、景気回復の足掛かりとなるでしょう。

 気になる凶星の陀羅はトラブル、指背は誹謗中傷や陰口を意味します。

 そのため、例えばフィリピンの新大統領に対する不満など、政局が不安定な国は、デモなどの抗議活動が起きやすい時期といえるでしょう。

 中国=武曲星には、凶星の白虎と六害が入ってきます。白虎は流血沙汰、六害は迫害を示唆することから、政府による手荒い締め付けがイメージされます。

 人々は戦々恐々とした日々を過ごすこととなり、経済も低迷し、暗澹としたひと月になる可能性が見て取れます。

 北朝鮮=天梁星にも、2つの凶星が入っています。葬儀を示唆する喪門、黒白無常という死神を意味する死符で、どちらも不吉な運勢を暗示しています。

 食糧危機、新型コロナウイルスの感染拡大などが報じられていますが、無慈悲な指導者のもと、命を落とす人が続出するのかもしれません。

 そして、日本と韓国=七殺星。今月は天徳と月徳という2つの吉星に守られます。

 天徳は団体、月徳は個人の運気の底上げをしてくれる星。金運、健康運、愛情運の上昇が見込めます。

 この時期の運気を活かす鍵は、思い切った方向転換にあります。

 異業種に参入する、業態を大きく変える、受注したことのない案件に挑戦するなど、前例にとらわれない発想、一か八かのアクションが功を奏するとき。

 結果は行動すれば後からついてくると考え、当たって砕けろの精神で、苦境からの脱出を図ってください。

 日本の皆さんが心配している円安傾向も、星回り的にはそろそろ底を打ち、解消に向かうのではないかと見ています。

 健康運も家族運も上々なので、状況が許すならば、外食や旅行に出かけるなど、家族との時間を大切にすると、幸福感あふれるひと月となるでしょう。

2022.06.30(木)
文=堀 由美子