◆ヒマワリ

 ヒマワリは花姿が立派なので、メインの花として大活躍します。ほかの花や葉を加えなくても、1本でも飾れるので結果的に安くすみます。いろいろな品種があるので、お気に入りの1輪を見つけましょう。

●市場価格:1本150円~250円

» ヒマワリ「サンリッチオレンジ」をもっと詳しく


◆キク

 キクは花の中でもトップクラスの花持ちのよさを誇ります。

 生の状態で咲き続ける花は、ほかにあまり例がありません。咲いている期間が長いので1日あたりの値段で考えると、とてもリーズナブルです。

●市場価格:1本150円~250円

» キク「オリーブ」をもっと詳しく


◆センニチコウ

 センニチコウは、ドライフラワーになっていくタイプの花で、長持ちするので、生花の状態とドライの状態と、2度楽しめるのがお得です。花壇やガーデニングでも人気の花なので、育てている人は、気軽に手に入れられるのも魅力的。

●市場価格:1本100円~200円

» センニチコウ「シスター」をもっと詳しく


◆デンファレ

 デンファレはランの品種のひとつ。ランの仲間のなかでも、出回る量も多く、安く手に入るのが嬉しいところです。

 タイなどからの輸入のものがリーズナブルに手に入ります。1本あたりの花の数が多く、豪華な雰囲気の沖縄産のデンファレは少し高価ですが、特別なときにはぜひ購入してみましょう。

●市場価格:1本150円~300円

» デンファレ「バンコクホワイト」をもっと詳しく


 今回は、プチプラで手に入る可愛い花をセレクトしてみました。

 花屋さんには、お手頃価格のものから超高級価格のものまで、いろいろな花が並んでいますが、花をお得に買うポイントは、その季節の旬の花を購入することです。

 花も生き物なので、野菜などと同じく、その花が咲く旬の期間があります。

 旬の時期にはその花の出回る量も多くなり価格も下がりますし、なにより旬の花は元気で長持ちします。

 花屋さんで「安い花はどれですか?」と聞くのは抵抗があるかもしれませんが、「旬の花はどれですか?」なら聞きやすいと思います。

 花屋さんと上手にコミュニケーションを取って、ぜひお手頃価格の旬の花をゲットしてみてください。

#CREAの公式YouTubeチャンネルで、花イラストのメイキング動画を随時公開中!

佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

Column

今日、花を飾るなら。
ブルームカレンダー

フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2021.09.02(木)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌