至高のグラン・オーベルジュ誕生！
「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」

多彩な食体験を提案する“森のグラン・オーベルジュ”

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　軽井沢の北にそびえる浅間山を眼前に望み、豊かな自然の中で静かな時間が流れる御代田町。この小さな町の小高い森の中に、美食家たちにとって理想郷ともいえる場所が誕生した。

　今春開業した「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」のコンセプトは、“旅の始まりから終わりまでをフルコースにする、森のグラン・オーベルジュ”。

　広大な浅間山の麓で、焚き火を囲んだり、鳥のさえずりを聞きながら、屋外という非日常空間でもひらまつクオリティが約束された食を楽しむ。料理はもちろん、すべてのサービスとアクティビティがフルコースの一部となる、究極の美食体験を叶えることを目指しているという。

　ここ「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」には、「ひらまつホテルズ」初となる施設や試みが多数ある。

　そのひとつが、メインダイニングのほかに、オールデイダイニングを設けたことだ。

　本館1階のメインダイニングでは、シェフの柳原章央氏が高原野菜やジビエなど信州の地の食材をメインに国内外の最高級食品も使い、この土地ならではのフランス料理を提供する。

　そして館内で最も素晴らしい眺望を誇る5階のオールデイダイニングでは、朝食からランチ、ディナーまで楽しむことが可能。

　高原の爽やかな空気に包まれた心地よいテラスで、思い思いのスタイルでコーヒーやアペリティフを飲むのも良いだろう。

　ロビーラウンジやライブラリカフェに加えて、屋外コミュニティラウンジ「TAKIBIラウンジ」もまた、同ホテルならではのホテルステイを提案する施設のひとつ。

　縄文土器が出土する森で焚き火を囲みながら、人と人、人と自然がゆるやかにつながる空間をテーマにした場所。ソムリエ特製のホットワインやサングリアをディナー前のアペリティフとして楽しんだり、薪割りも人気だ。

　客室は、6万平米を超える広大な敷地にわずか37室。

　ヴィラ9棟と本館28室で構成され、そのすべてがテラスを含めて100平米を超える広さを誇るだけではなく、全室に半露天温泉風呂を完備した贅沢な造りとなっている。

　また、バラエティ豊かな客室タイプが揃うのも、ここならではの特徴だ。

　本館の客室は、高層階の「スカイビュー」と低層階の「フォレストビュー」があり、すべての客室に南向きの広くて心地よいテラスが。

　広大な空と山を望むか、樹々に囲まれて自然をより近くに感じるか。それぞれの好みに応じて部屋をセレクトできるという趣向。

　さらに「ひらまつホテルズ」初の試みとして、三世代旅行や長期滞在など、多彩な旅のスタイルに応える簡易キッチン付きのヴィラがあり、9棟のうち2棟は、中・小型犬と滞在できる、ドッグラン付きの「ドッグヴィラスイート」なので、愛犬家にもうれしい。

　ニューノーマル時代の新しいオーベルジュ「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」は、美食の宿であるとともに、リゾートの楽しみ方を広げてくれる1軒といえそうだ。

文＝立花奈緒(ブレーンシップ)