“漢方生薬の食体験”と“客室アート”で古都奈良の魅力を満喫!
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2020年6月5日(金)、奈良公園内では初となるリゾートタイプのラグジュアリーホテル「ふふ 奈良」がグランドオープンした。
デザインを担当したのは、「春日山のおおらかな自然と中世の寺院遺構が残る奈良公園・鷺池のほとりに、世界でも類をみない、庭を愉しむ和のスモールラグジュアリーをデザインしました」と語る、世界的建築家の隈研吾氏だ。
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館内には、奈良の伝統工芸品やアートが随所に。
美しい歴史と文化が根付く場所である奈良の奥深い伝統、進化しながら受け継がれてきた職人技をそこここで感じることができる。
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全室プライベート露天風呂(天然温泉)付きの客室は5タイプ、全30室。墨や古木などを使用するなど、客室にも奈良の職人技がふんだんに取り入れられている。
日本古来の“座する”をテーマにデザインされた堀り込みリビングのある部屋は、日本人がかつて集いの場としていた縁側の過ごし方を現代のリビングに蘇らせたものだという。
掘り込みリビングの部屋の段差は、快適なソファの役目をしたり、昼寝の布団になったり、はたまた座卓にもなる。ゲストそれぞれのスタイルを創造してくれる造りとなっているのだ。
館内や客室のデザイン&アートへのこだわりとともに、「ふふ 奈良」が歴史ある奈良の真髄を感じさせてくれるアイデアは、ここでしか味わえない“食体験”にもある。
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奈良県は漢方にゆかりが深く、推古天皇の時代(611年)に薬草が伝わり、聖徳太子の時代にはすでに薬草摘みが行われていたことが「日本書紀」に記されている。
そんな奈良では、現在でも“大和当帰”をはじめ、生薬といわれる“芍薬”、“ウイキョウ”などが生産されており、近年再び注目されるようになっているのだとか。
そこで「ふふ 奈良」の「日本料理 滴翠」では、大和野菜や和ハーブ、地産の食材を使った料理を考案。
食材を最大限に活かす調理法に加えて、和漢や生薬を巧みに取り入れたメニューを多数揃えている。
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そして関西圏では初出店となる、フランスの高級スキンケアSISLEYの「Spa by sisley」にも注目したい。
このスパでは「ふふ 奈良」オリジナル、しかも世界初(!)の薬湯を取り入れたトリートメントが受けられるのだ。
さらに奈良の自然と神聖な寺院の空気を体いっぱいに感じることができる、ハイキングやガイドウォークなどのエクスカーションにもぜひ参加してみたい。
奈良公園の一角に位置する「ふふ 奈良」は、奈良の魅力をとことん満喫させてくれるのはもちろん、上質かつラグジュアリーな大人の旅を実現してくれるホテルといえそうだ。
ふふ 奈良
所在地 奈良県奈良市高畑町1184-1
電話番号 0557-52-6606
https://fufunara.jp/
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文=立花奈緒(ブレーンシップ)