「庭のホテル」がベルリン国立美術館展とコラボ

名画の母国の美味を集めた“ベルリーナープレート”

ヨハネス・フェルメール《真珠の首飾りの少女》1662-65年 油彩、カンヴァス ベルリン国立絵画館蔵 (C)Staatliche Museen zu Berlin

 “ベルリーナープレート”は、自家製のスモークサーモンやソーセージなどを一皿に盛り合わせた楽しいメニュー(￥1980)。ドイツをはじめ、同展にて展示される名画のふるさとであるヨーロッパ各国の名物料理が一堂に会し、ビールやワインにぴったりの味わいだ。また、グリル＆バー「流」を利用する際、同展の鑑賞券の半券を提示すれば、ソムリエおすすめのドイツワインがグラス1杯プレゼントされるという心憎いサービスも実施されている。

「ベルリン国立美術館展」においては、15世紀から18世紀までのヨーロッパ美術を、イタリアと北方とを比較しながら概観することができる。

 デッラ・ロッビアの優美な聖母とリーメンシュナイダーの素朴な木彫、レンブラントやボッティチェルリの簡素にして妖艶な素描と情念ほとばしるミケランジェロの素描など、イタリアと北方の美が呈するコントラストを肌で感じることができるだろう。絵画、彫刻、素描など合わせて107点のラインナップはまさに圧巻の一言。また、本展において待望の初来日を果たしたフェルメールの傑作《真珠の首飾りの少女》も大いに話題を呼んでいる。

 スタイリッシュなホテルと豪華この上ない美術展。この夏を愉しむ最高の組み合わせだといえよう。