The Republic of Indonesia
正式名称 インドネシア共和国
首都 ジャカルタ
総面積 約190万9400平方キロメートル
人口 約2億3100万人
公用語 インドネシア語
宗教 イスラム教(全人口の約9割)
通貨 ルピア(Rp)
Rp1 ¥0.01(2011年2月末現在)
時差 日本時間-0~2時間
(インドネシアには3つの時間帯がある)
電話 インドネシアの国番号は+62

ゲストを包み込むモヨ島の自然に癒される

アマンワナ
島を去る儀式をすると再訪を決意してしまう

左:屋外にセッティングされた開放的な「ジャングル・コーブ・スパ」
右:客室は、森の中のジャングルテントと海沿いのオーシャンテントの2つがある。オーシャンテントの目の前はもちろんビーチ。ハンモックもプライベート感覚で利用できる
ラグジュアリーな大型テントがアマンワナの客室である。ワイルドな雰囲気ながら、エアコンやインターネット接続などの設備は完備している

 リピーターの多いアマンにあって、ことさらにファンが多いのがアマンワナだと聞いた。

 ハネムーンで訪れたカップルが子供を連れて再訪する。休日の終わりにビーチボーイとの別れが悲しくて泣いていた子が、島の時間を重ねるたびに、たくましい少年に育ってゆく。愛される理由は、モヨ島に到着してすぐわかった。島そのものの自然が素晴らしいのである。

 だから、大人も子供になって遊ぶ。何もかも忘れて。そんな休日を空気のように包み込むのが、ワイルドなテントスタイルの客室と温かなホスピタリティーだ。そして、チェックアウト前日、シューシャインサービスで、泥と砂に汚れたスニーカーやサンダルをきれいにしてもらった瞬間、魔法がとけたシンデレラになる。島を去るのがどうにもせつなくて、再びアマンワナに帰ってくることを決意するのだと思う。

左:朝食のヨーグルトに添えられた蜂蜜は、島特産のモヨハニー。やさしい甘さが忘れられない
右:日替わりのランチメニューから。ちょっとスパイシーなローカルフードは、暑い日にぴったり

 モヨ島の周囲は、手つかずのサンゴ礁に囲まれている。優雅な仕様のカタマランボートに乗り、ダイビングに出かけた。目の前に広がるのは、紙ふぶきを撒き散らしたように色とりどりの魚が群れる楽園の風景。モルディブにもパラオにも負けない、こんな極上の海がアマンワナにあったなんて! 驚きの発見だった。

ラブアン・アジ・ウォールのポイント。万華鏡を思わせるカラフルな水中世界に感動する

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photographs:Takashi Shimizu
text:Yumi Yamaguchi