このシェフを知らずして、“今のロンドン”は、語れない!

 美食のトレンドの発信地が、フランスやスペインから変わりつつある昨今。ここロンドンでは気鋭の若手シェフたちが、フレッシュで軽やか、ナチュラルでカジュアルなガストロノミーの新しい形を提案しはじめています。そこで“ロンドン美食”を牽引する話題のシェフにフォーカス!

【第1弾 このシェフを知らずして、“今のロンドン”は、語れない!】
>>第1回 レストラン賞を総なめにした話題のシェフに会う

【第2弾 魅惑の“The All Day Dining”】
>>第3回 今やロンドンに6軒を擁するブラッセリー
>>第4回 今年2月にオープンした心地よいカフェ(7/15公開)

英国素材への情熱を感じさせるファインダイニング

半冷凍したフォアグラとサンドキャロット、キャロットピューレ&リコリスとコリアンダーがけ

Alyn Williams at the Westbury
アラン・ウィリアムス・アット・ザ・ウェストベリー

 シェフのアラン・ウィリアムス氏は、ナイツブリッジのバークレーホテル内にミシュラン2ツ星を持つマーカス・ウェアリング氏の旗艦レストランでヘッドシェフを務めた実力派。昨年11月に満を持して自身のレストランをオープンした。スコットランドの魚介類、ハードウィックのラムなど英国産の素材を多用しながら、フレンチのテクニックを駆使し、新たなファインダイニングのスタイルを構築して注目されている。特にグラスで供される、カニとスイスのグリュイエールチーズ入りのフレンチオニオンスープは、すでにシグニチャーディッシュとして人気だ。

450種類以上を擁するワインリストも素晴らしい
ラグジュアリーな雰囲気ながら、フレンドリーなサービスも評判

Alyn Williams
アラン・ウィリアムス

「上質な料理に気取らないサービス。これが私のモットーです。」

ロンドン生まれ。ゴードン・ラムゼイ氏傘下のレストランで経験を重ねた後、ラムゼイ氏の愛弟子、マーカス・ウェアリング氏のレストランでヘッドシェフを務め、2011年に独立。

Alyn Williams at the Westbury (アラン・ウィリアムス・アット・ザ・ウェストベリー)
住所 The Westbury Hotel 37 Conduit Street, London W1S 2YF
電話番号 +44-20-7078-9579
URL www.alynwilliams.co.uk
営業時間 12:00~14:30(月~金曜)、18:00~22:30
定休日 日曜
ランチ24ポンド~、ディナー45ポンド~

photo:Keiko Oikawa / Shu Tomioka / Haruko Tomioka
text:Yuka Hasegawa