独自に進化した民宿は、まさに“メイド・イン・台湾スタイル”。便利なシティホテルもいいけれど、台湾といえば今、民宿が断然面白い。特に台南では、オーナーの個性を色濃く反映したおしゃれでユニークな空間が続々と誕生している。

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◆ 駐宅。住窄

台湾でいちばん狭い部屋に泊まる

こんなに狭いダブルベッドも珍しい!? 最大6人まで宿泊可能。

 台湾の民宿検索サイトなどを見ていると、ユニークな宿がいっぱい。お城みたいな民宿、山小屋みたいな民宿、農家の民宿などなど、見ていて飽きないが、なかでも異彩を放つ一軒が「駐宅・住窄」。台南の古いアーケード街にあり、なんと部屋の左右の幅は146センチ!

左:各階のベッドルームを貫く狭くて急な階段。昇り降りには気を付けて。
右:これが宿の入り口。

 台湾で最も狭い民宿なのだとか。100年近い歴史をもつ大きな建物内にあり、部屋は4階層のメゾネットタイプ。かつてはこのビルの使用人たちが使う階段室だったとか……。興味本位で泊まってみてはいかが?

駐宅。住窄
所在地 台南市中西區西門路二段246號
電話番号 0987-038-286
料金 2,500元~
URL https://www.facebook.com/livingspace246/

構成・文=矢野詔次郎
撮影=橋本篤
コーディネイト=トップタイワン・メディアファクトリー