近代を通して守り伝えられた近世阿波の歴史資料から、現代の徳島に通じる豊かな歴史をお楽しみください。

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江戸時代、四国最大の石高を誇った徳島藩蜂須賀家。居城の徳島城を中心に徳島藩25万7000石の城下町であった徳島も全国有数の都市として繁栄しました。近代以降、武士による政治の中心としての役目を終えた徳島城では、廃藩置県の翌年にあたる明治5年(1872)の展覧会をはじめ、人びとに開かれた展覧会が行われました。大正初期には二度にわたって「民政資料展覧会」が開催されます。徳島藩や蜂須賀家に関する歴史資料が数多く公開され、大冊の資料集も刊行されました。当時収集された資料は、蜂須賀家の政治的資料をはじめ、阿波藍や水軍など、江戸時代の阿波を物語るに欠かせない貴重なものが数多く含まれています。
本展では、約110年前に徳島城で開かれた展覧会を現代風にアレンジしてご紹介します。近代に守り伝えられた近世阿波の歴史資料から、現代の徳島に通じる豊かな歴史をお楽しみください。
【会期】
8月23日(土)~10月5日(日)
【会場】
徳島市立徳島城博物館 企画展示室 (徳島市徳島町城内1-8 徳島中央公園内)
【展示解説】
8月31日(日)、9月13日(土) 各日14:00~15:00
【主な出品予定資料】
徳島藩参勤交代渡海図屏風(徳島城博物館蔵 有賀上次氏寄贈)、蜂須賀忠英諸役免許状(徳島城博物館蔵 吉田哲氏寄贈)など

徳島藩参勤交代渡海図屏風

蜂須賀忠英諸役免許状
【開館時間】
9:30~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】
毎週月曜日(9月15日(祝)は開館)、9月16日(火)・24日(水)
【入館料】
一般300円・高校・大学生200円・中学生以下無料
【企画展HP】
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/tokubetsutenji/R07_akikikaku.html
【徳島市立徳島城博物館】 平成4年10月、徳島藩と藩主蜂須賀家の歴史・美術工芸資料を収集し展示する博物館として開館。徳島城博物館の名称は、蜂須賀家の居館であった徳島城跡地に建設されたことに因む。江戸時代の御殿をイメージした書院造り風の建物。
常設展では、江戸時代末期の安政4年(1857)に建造された徳島藩御召(おめし)鯨(くじら)船(ぶね)千(せん)山(ざん)丸(まる)(国指定重要文化財)や縮尺50分の1の「徳島城御殿復元模型」の他、常設第2展示室「大名のくらしと文化」では、大名蜂須賀家の美術工芸資料を常に鑑賞することができる。1年間に6回の展覧会に加えて、各種イベントを行っている。
詳しくは下記へ。
ホームページ:https://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/
