ギジェルモ エルナンデス バロカルさん(スペイン)が第1位受賞

株式会社河合楽器製作所は、8月2日(土)に、渋谷区文化総合センター大和田「さくらホール」で第5回 Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールを開催し、スペインのギジェルモ エルナンデス バロカル(Guillermo HERNANDEZ BARROCAL)さんが第1位を受賞したことをお知らせします。
■第5回 Shigeru Kawai 国際ピアノコンクール 結果
第1位/聴衆賞:ギジェルモ エルナンデス バロカル(スペイン・17歳)第2位:大山 桃暖(日本・19歳)
第3位:朴 沙彩(日本・19歳)
第4位:山本 悠流(日本・25歳)
第5位:ラファエル キリチェンコ(ポルトガル・29歳)
第6位:ピエトロ フレサ(イタリア・25歳)
※敬称略
5回目となる今回は、世界22の国と地域から324名のエントリーがありました。第1位に輝いたギジェルモ エルナンデス バロカルさんには賞金200万円の他、副賞として、受賞から1年間を通して、当社主催のコンサートおよびリサイタルなどへの出演の機会が与えられます。
このコンクールでは、次世代を担うピアニストを世界各地から発掘・育成するとともに、国際交流の推進や世界の音楽文化の振興を今後も目指してまいります。

演奏中のギジェルモ エルナンデス バロカルさん
■ギジェルモ エルナンデス バロカルさん(第1位)のプロフィールとコメント
・プロフィール2008年生まれ17歳。2019年 ペルニク国際ピアノコンクールで第1位・審査員賞の受賞をはじめ、2021年 若い演奏家のコンクールで第1位、2023年 ハエン・ショパン・ピアノコンクール カテゴリー2(12-15歳の部)で第2位入賞など。
・コメント
第1位に選ばれたときは満足感・喜び・感謝の気持ちでいっぱいになりました。このコンクールに参加できたこと、そしてコンクールの関係者の皆様、私の家族・友人・先生にお礼を申し上げたいと思います。
練習場所やピアノも用意されており、こんなに状態のよい楽器が揃っている場所はほとんどありません。ホテルでは他の出場者と毎日のように一緒に朝食をとり、音楽や人生について語り合うこともできました。日本でのこのコンペティションの思い出は、ずっと大切にします。
私は「Shigeru Kawai」を信頼しています。天候や会場に左右されず、どこでも安定した音を出せる。まるで旧友のように親しみやすい存在です。そして音色、特に甘くて優しい音が大好きです。高音は非常に特徴的で、ブランドの象徴的なサウンドです。
■審査委員長 植田克己氏の総評
数ある国際ピアノコンクールの中からこのコンクールを選んで応募してくださったピアニストの皆様、このコンクールの運営にご協力、ご協賛いただいたたくさんの関係各位・企業の方々に対しても、またなんといっても、若人たちの演奏を一心にお聞きいただき、応援の気持ちを表してくださった聴衆の皆様にも心からのお礼を申し上げます。このコンクールは、現在世界各地で評価を高めつつあるShigeru Kawaiフルコンサートピアノ「SK-EX」をどのように活かして日頃の修練の成果を発揮できるかが問われるコンクールです。予備予選から若人たちの演奏に触れて、レベルの高さを実際に目の当たりにし、審査するのに大変苦労いたしました。許されるならばもっと多くの若人たちの演奏を聴きたいと、どのセレクションでも思ったことであります。
若きピアニストの皆様のこれからの活躍と成長、更なる前進をお祈りいたします。