この度、船越英一郎氏・的場浩司氏・山田純大氏が警察庁生活安全局長から特別防犯支援官を委嘱され、新たにSOS47※(1)のメンバーに加わりました。

■船越支援官 「特殊詐欺というのは決して遠い世界の話ではない」
船越支援官は、この度の委嘱について「皆様の大切な人を守るため、より近い存在として防犯のメッセージを届けていきたい」と述べました。また、昨今の特殊詐欺被害について、「これまで多くのサスペンスに出演してきたが、昨今の特殊詐欺はドラマや映画よりも遥かに巧妙になってきている」と述べ、「特殊詐欺についてまずは知ることが大切なのではないか」と防犯に対する考えを語りました。
さらに報道陣から「詐欺という犯罪に対峙していく思い」を聞かれると、「詐欺は大切なお金だけでなく、それを貯めてきた時間や築いてきた信頼まで壊してしまう悪辣な犯罪です」と話し、「このような被害に遭わないためにまずは迅速に行動を起こしてほしい」と訴えかけました。
■的場支援官「少しでも特殊詐欺に遭う方々を減らしたい」
的場支援官はコメントの冒頭、「ちょうど昨日、特殊詐欺の電話がかかってきました」と、自身も詐欺被害に遭いそうになったことを告白し、「ここまで詐欺被害が身近に広がっているのかと驚いた」と現状の詐欺被害について思いを述べました。
また、報道陣から「今後支援官として呼びかけていきたいことについて」という質問には「最近の詐欺被害の6割を占める国際番号を用いた電話の利用休止を行っていただきたい」と話し、「国際電話不取扱受付センターに申し込むことで国際電話は止めることができるので、是非申し込んでほしい」と具体的な対策についても語りました。
■山田支援官「どんどん声掛けをして防犯に努めて参りたい」
山田支援官は委嘱に関して「最近は行きつけの飲食店の店主夫婦が話題に出すほど、詐欺被害が身近に迫ってきている、少しお節介かもしれないがどんどん声掛けを行い、防犯に努めて参りたい」とその想いについて語りました。
また、詐欺被害がいわゆる現役世代にまで広がってきていることについて聞かれると、「今や多くの世代の方々が詐欺被害に遭っている。自分は大丈夫だと思わないことが大切です」と話し、「警察官はメッセージなどで逮捕状や警察手帳を見せてくることはありませんので、少しでも怪しいと思ったら、すぐに近くの警察に相談してください。」と具体的な行動も合わせて訴えかけました。
※「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。



【開催概要】
■催事名:船越英一郎氏・的場浩司氏・山田純大氏 委嘱式
■実施日:2025年5月9日(金)
■実施会場:警察庁
■出席者:警察庁 特別防犯支援官 船越英一郎氏
警察庁 特別防犯支援官 的場浩司氏
警察庁 特別防犯支援官 山田純大氏