“プロジェクト ボレーガ”で製作された100万円デニム。デニム産地の福山で精鋭集団が手掛けるフルオーダージーンズ。https://www.boleega.com/ 左:高速で動く革新織機がメインの中、写真の旧式織機で織られるデニムは生地端に赤や白の色糸が施される。「赤耳」と呼ばれファンも多い。 右:工場で織り上がった様々な生地が積み上げられている。 デニムに記されたF.F.GはFukuyama factory guildの略。篠原テキスタイルは、糸染から仕上げまで、オール福山メイドの独自ブランドに参画している。https://ffg-2018.com/ 履くほどに味わい深いF.F.Gのデニムは、おろしたての濃い色の状態から時間をかけて色落ちさせる、育てる楽しみがある。 創業1907年の篠原テキスタイル5代目、篠原由起さん。備後絣の手織業から始まり、現在では海外ハイブランド向けの高品質生地製造に定評が。 篠原テキスタイルの、SHINOTEX(シノテックス)ブランドで販売するソックスの素材は、デニムを作る過程で生まれる残糸と呼ばれる糸や、廃棄される布を糸に作り直したアップサイクルの糸。ローゲージソックス 各1,320円~。(オンラインショップで発売中) デニムバブーシュカ 3,520円。USAコットンで作ったデニム生地を使用。やわらかいウレタンソールで履き心地よし。(オンラインショップで発売中) こちらもデニム生地製造の工程で出る端材が原料のニットキャップ 5,390円。(オンラインショップで発売中) 勢いよく咲く“藍の華”は染料の発酵状態が良好な証。 主宰の藤井健太さんが半年かけて染めている糸の束。糸染めからの製品作りに力を入れている。 “藍神様”が宿る“寝床”には祈りの気持ちを込めて榊を供える。 手前左が乾燥させた藍の葉で、右が蒅。奥の灰汁や貝灰を混ぜて藍染液を作る。途中で薬品を加える製法も多いが、伝統的な天然藍染では化学薬品を一切加えない。 美しい藍色は、良質な藍が育ってこそ。ワインのテロワールと同様に追求すべきは畑の土作りにあるという。 お気に入りの服を手作業で藍染めしてくれるプランもある。料金は衣服の重量別。利用方法は「紺屋(koya)」のサイトhttps://aiya-terroir.com/参照。 独特の風合いを醸すソックスは9種の藍色と白色の計10色のグラデーションのついた糸で作られている。今秋発売予定(※事前予約受付中。ホームページ参照)。予価 4,000円。 工場は巨大サイズの額縁などを取り回すため天井も高く広々としている。 代表の服巻年彦さんは元イタリアンのシェフ。包丁をノミに持ち替えただけと笑う。 オリジナルブランド「LISCIO(リッショ)」のスツール 各23,100円とダイニングテーブル 76,500円。 玄関などの狭いスペースにも配しやすく、デザイン性にも優れたESスツールは座ると意外に安定感がある。各26,950円。 額縁作りの三方留めの技術はテーブルや棚などさまざまな家具にも応用されている。 デザインのバリエーションも豊富なフレームはポストカードからA1サイズまで揃え、材質もウォールナット、チェリー、オークなど。4,950円~。 研磨は熟練の職人が念入りに行う。 記事を読む