海の向こうが和倉温泉、左手には富山の立山連峰を望む。 クエの出汁で身や内臓、白子を炊いた、クエのズッパ・ディ・ペッシェ。上品な旨みが大根やしいたけに滲みた豊かな美味しさ。最後は残ったスープでリゾットにする。 手打ちの“タリアテッレ 天然茸”。秋が旬の天然きのこの豊かな風味を凝縮した逸品。冬は裏山で原木栽培しているしいたけが美味しくなってくる。 国内に数軒しかない七面鳥の養鶏所が輪島市門前町にあり、そこで育った“阿岸の七面鳥”は、内臓を使うぺヴェラーダソースで。 平田シェフは2020年秋にオーベルジュをオープン。 レストラン前の海岸線。夕日が沈みゆく光景を静かに眺めて。 周辺に建物がなく鳥のさえずりが響き渡る自然豊かな場所。 レストラン横にはハーブや野菜などを育てているガーデンが。 差しがたっぷり注がれる宿泊のお部屋。椅子はレストランのものと揃えてあり、北欧テイストのインテリアが居心地いい。チェックインは16時。 寝具やタオルはオーガニック素材。 コースの半ばに出てくる“畑”。葉もの、花、店の庭で摘んだハーブなど、多彩な野菜に自家製ピクルスをアクセントにした奥行きのある味わい。 朝食は中能登町のベーカリー「月とピエロ」のパン・ド・ミ、約30種類の野菜を使ったミネストローネ、七面鳥の胸肉の自家製ハム、「能登ミルク」の生クリームを使った自家製ヨーグルトなど。りんご、さるなし(キウイの原種)などの自家製ジャムと一緒に。 七尾市中島町の湧水「藤瀬の霊水」が部屋に常備されている。 記事を読む