以前は農閑期の副業として作られていた秋田県のあけびの蔓細工。あけびの採集から制作の始まる中川原信一の脱衣籠(深澤個人蔵)。 中国の石の分銅。(深澤個人蔵)。 狛犬。「自分の家のために作った?」(深澤個人蔵)。 雪国の農村地帯で身近な藁を素材に編まれた藁手袋。山形県。1940年頃(日本民藝館蔵)。 丁寧に編まれ、大切に使われてきたことで美しい艶を宿す堤籠。山形県。昭和初期(日本民藝館蔵)。 極端にシンプルな造形が現れた宋時代の白磁。「高台の底に残る砂が庶民の器の証と聞き、嬉しくて」(深澤個人蔵)。 オヒョウなどの木の内皮の繊維を機で織るアイヌ民族のアットゥシ(靫皮衣)。オヒョウ地縞衣裳。北海道アイヌ。明治時代(日本民藝館蔵)。 水桶。「木地の木目を生かし、経年変化が考えられた飛驒の漆器」春慶塗(深澤個人蔵)。 漁師が船で手を温めた手あぶり。風でも灰が飛ばず、火が消えない。出雲大津火鉢。島根県 出雲大津。昭和時代、1940年代(日本民藝館蔵)。 手首の返しにより自分に向けて注げる焼締薬煎。中国広東省石湾。1950年代(日本民藝館蔵)。 耐久性を備える和紙「ナオロン」の開発から生まれた深澤直人デザインのSIWA | 紙和ランドリーボックス M グレー/株式会社 大直。 溶接部に手作業の風合いが残るemecoのアルミチェア。深澤デザイン。 柔らかな曲線が手に心地よいTGの耐熱性ガラスのテーブルウエア。深澤デザイン。 深澤直人(ふかさわ なおと)。世界のブランドや日本企業のデザインを多数手がけ、国内外のデザイン受賞歴多数。2007年Royal Designer for Indu stry (英国王室芸術協会)称号授与ほか。 2012年より日本民藝館館長。 記事を読む