沖縄の新しい楽しみ方
紅型(びんがた)をめぐる旅

読谷村の美しい海辺に、贅沢な客室棟が連なる「星のや沖縄」。

沖縄の言葉で星を意味する客室「フゥシ」。ブーゲンビリアをモチーフにした紅型の壁紙が空間を鮮やかに彩ります。

紅型工房「守紅(もりびん)」を主宰する宮城守男さん。

窓の外には光り輝く青い海。この鮮やかな色彩が部屋を飾る宮城さんの紅型と美しく調和します。

最も贅沢な客室「ティーダ」のベッドルームを飾るサガリバナを描いた紅型。

サガリバナの下で楽しい宴を開く動物たち。

ゆったり過ごせるラウンジ「集いの館」には、宮城さんの原画を展示。

ショップでは、紅型ポストカードやハンカチなどを販売。ハンカチ1枚2,200円。

集いの館で毎夕開催されるアクティビティ「宵の座」。琉球舞踊のほか、沖縄空手の演武なども(演目は日により異なります)。

客室の「土間ダイニング」に料理を並べて、心からくつろげるディナータイムを。

那覇市内で伝統を守り続ける「知念紅型研究所」。

型紙を手にする知念冬馬さん。卓越した技術と感性で紅型の「今」を牽引する職人のひとり。

布地に置いた型紙の上から青い糊を塗って文様を写す「型置き」。

帯で約5～6ｍ、着物では長いもので14ｍ以上にもなる布地に1色ずつ筆で彩色を施す「色差し」。

布地をマスキングしている糊などを洗い落とす「水元」。

水洗いされ、鮮やかな姿をみせた布地。

沖縄ならではのさとうきびが、生き生きとのびやかに描かれた付け下げ。

「MAGLIOチョコレート」(ビター6枚、ミルク6枚入り)1,296円。オンラインショップのほか、那覇空港内のショップ「Coralway」などで販売中。

色彩鮮やかな話題のアイテム、エコフレンドリーなバンブーファイバーなどから作られた「【najimu】バンブータンブラー」各2,750円。右から：「知念紅型研究所」の七宝ふくら雀柄、「やふそ紅型工房」のブーゲンビリア柄、ブーゲンビリアと手毬幾何学模様。

おうち時間を使って紅型作りを学べる「琉球びんがた道具箱」16,000円(送料込み)。

知念紅型研究所の作業場で知念冬馬さんと職人のみなさん。

最新作のマスクをした少女3連作〈HOKAシリーズ〉。

宜野湾市の静かな住宅街に工房を開く知花幸修さん。

オニツカタイガーの「NIPPON MADE」シリーズとして誕生した「タイガー コルセア デラックス」。オニツカタイガー公式オンラインショップで販売中。

タペストリー3種。左から：ヤンバルクイナをモチーフにリアルな沖縄カルチャーを描いた〈ハイブリッドオキナワ〉、手塚プロダクション監修のもとに制作された〈TATOO GIRL〉、龍をモチーフに悟りの世界を独自の感性で描いた〈上求菩提〉。

ひとつひとつ手染めで仕上げている「針突トートバッグ」18,000円(写真は制作途中のもの)。

型紙を作る「型彫り」。この古典柄が最後にはどんな作品になるのか楽しみ……。

小さな庭に干してあった生徒さんの作品。

昔ながらの細い道が入り組み、レトロな町並みが残る首里崎山町。

訪れる際は、壁に描かれたかわいい文字を目印に。

一枚一枚、丹念な手染めで紅型を仕上げる崎枝さん。

丁寧な手染めでしか醸し出せない紅型本来の色合い。

Share it Monday 25 January 2021 Related Hotel 星野リゾート代表・星野佳路が語る 2021年、私たちの旅はどうなる？ Related 沖縄食材の宝庫「公設市場」から うちなー絶賛の味で空想の旅 Related “沖縄の原風景”が残された渡名喜島で 朝と夕に見られる美しい光景とは？ Related Hotel 沖縄離島、秘境の宿に行く 渡名喜島・津堅島編 日常づかいの美しい紅型を手にする 　さて、日常のなかでもっと気軽に、楽しく紅型を取り入れてみたい……。 　そんな人におすすめの工房も沖縄県内には、いくつかあります。 　なかでも今回注目したのは、繊細な作風で多くのファンを魅了している「カタチキ」。 昔ながらの細い道が入り組み、レトロな町並みが残る首里崎山町。 すべての写真を見る 　にぎわいにあふれる国際通り周辺とは違って、昔懐かしい、のんびりとした空気が残っている首里崎山町。その一角にある白い建物がそのアトリエです。 訪れる際は、壁に描かれたかわいい文字を目印に。 　主宰するのは、崎枝由美子さんと比嘉裕子さんのご姉妹。 　首里のアトリエでは、染色担当の崎枝さんが日々、紅型作りに勤しんでいます。 一枚一枚、丹念な手染めで紅型を仕上げる崎枝さん。 　これまで紅型といえば、着物を仕立てるための反物が中心で、気軽に手にすることはできない高級品でした。 　一方で、お土産もの屋さんなどに並んでいるのは、プリント布地を使ったカジュアルな雑貨ばかり。 　そこでカタチキでは、伝統的な手仕事によって生み出される「本物」でありながら、日常づかいできる紅型を提案しています。 丁寧な手染めでしか醸し出せない紅型本来の色合い。 　アトリエを代表する人気の一品が、シルクのストール。 　繊細な風合いで、透け感がとても美しく、シルクならではの軽やかな肌触りに、思わずうっとり……。そして何といっても、風情ある落ち着いた色合いがカタチキの紅型の魅力。 　和装にも洋装にも、さり気なく、すっと寄り添ってくれる素敵なアイテムです。 左から：縁起のいい「亀甲紋」、「ブーゲンビリア(紫・ピンク・青)」各23,000円。

ブックカバーもかわいい。左から：「サルスベリ」「アセロラ」「蝶」各3,600円。

クラッチバッグ。左から：「アセロラ」「ブーゲンビリア」各13,000円。

左から：ミニトートバッグ「ブーゲンビリア(紫)」8,000円、月桃紙に手染めした扇子「首里の街並み」10,000円。

ひとつひとつ表情が繊細に異なる作品は、まさに一期一会。