建物の多くを地下に置き、森に溶け込むよう設計。 【ピエール・オーギュスト・ルノワール《髪かざり》1888年】女性の身支度の場面をとらえた、ポーラ美術館らしい作品。鈴木が晩年に入手し、非常に気に入って自分の執務室の机から目に入る壁に掛けていた。 【珊瑚象嵌化粧ケース 19世紀中頃】クルミ材に金や珊瑚をあしらった豪奢な化粧ケース。19世紀には旅行の習慣が広まり、持ち運べる化粧道具セットが登場した。 【あやめ文銀製化粧セット 1903-07年】20世紀初頭、銀やクリスタルガラスを使った化粧道具は高価で特別なものだった。西洋化粧道具コレクションの中核をなす逸品。 【岡田三郎助の《あやめの衣》1927年】岡田三郎助はフランスに留学して西洋の油絵を学び、日本的な美との融合を試みた画家。ポーラ美術館収蔵の日本の絵画の代表作。 【荻須高徳の《バンバラ城》Bumburgh Castle 1952年】鈴木が初めて購入したといわれる作品のひとつ。西洋への強い憧れから、当時パリで活動していた荻須に注目したのかもしれない。 記事を読む