【物議を醸したハンマースホイのデビュー作】ヒアシュプロングで観るべきは、《若い女性の肖像、画家の妹アンナ・ハンマースホイ》だ。21歳のハンマースホイは、この作品でデンマーク美術大賞に応募したが、明るい色彩を好んだ当時の美術界には拒否された。だが、その決定に反対運動が起こり、一躍話題になったという。そんな逸話に関わらず、アンナの眼差しに魅入られるファンも多い。/ヴィルヘルム・ハンマースホイ 《若い女性の肖像、画家の妹アンナ・ハンマースホイ》1885年制作。 P.S.クロイヤーの《夏の夕暮れ、スケーエンのビーチを歩く画家と妻》(1899年)は特に有名。 C.W.エッカースベルグの《鏡の前の女》(1841年)など、ゴールデン・エイジの作品を集めた展示室。 ハンマースホイのパレット。 玄関ホールの床はタバコの花をモチーフにしたモザイクタイルになっている。天井には煙をイメージした装飾。タバコ会社経営者ならではのあしらいも。 記事を読む