感動的な大自然をラグジュアリーに楽しむ旅スタイルとして、今、世界的に注目を集めている「グランピング(グラマラス・キャンピング)」。この贅沢な旅を最高の形で実現してくれるデスティネーションとして断然おすすめなのが、オーストラリア中央北部のノーザンテリトリーです。
野生生物たちの楽園であるトップエンドと、古代からスピリチュアルな文化を受け継いできたウルル。ふたつの世界遺産エリアから、誰もが一度は体験してみたい憧れのグランピング旅をご紹介しましょう。
» 第2回 【ウルル篇】圧倒的スケールに心震えるネイチャー体験(2月公開)
大自然のサンクチュアリ、幻想のカカドゥへ!
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豊かな大地が広がるノーザンテリトリーのなかでも、野生生物たちのサンクチュアリとして多くの旅人たちを惹きつけているのがトップエンドのカカドゥ国立公園。その面積はなんと約1万9800平方キロメートル、東京都が9個以上も入ってしまうほど壮大なエリアに美しい熱帯雨林が広がり、悠久の時間の流れのなかでたくさんの生命を育んできました。
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右:つぶらな瞳がかわいいカンガルー。(C) Tourism Australia
この国立公園内を巡るさまざまなツアーが用意されており、絶対に体験してみたいのが、280種もの鳥たちが暮らすメアリー・リバーやイエローウォーターでの冒険クルーズ。静謐な大湿原には、巨大な野生のワニも棲息し、その狂暴な姿を間近に眺めて大興奮! 水辺で悠々と暮らす水牛の群れ、飛翔する姿がなんとも優雅な野鳥、愛嬌たっぷりのワラビーなど、目にするものすべてに感動が満載。さらには、かわいいカンガルーと触れ合って癒やされたり……。これまで味わったことのないサプライズいっぱいの休日を、日本から簡単にアクセスできるノーザンテリトリーで体験できるのです。
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構成・文=矢野詔次郎