英国のベスト・ファーマーズ・マーケット

 羊がのんびりと草を食む、緑の丘が連なる英国らしい景観や、はちみつ色の小さな家が建ち並ぶ景色で知られるコッツウォルズは、一年を通して観光客に人気のエリアです。

ストラウドのファーマーズ・マーケット。
天然酵母のパンが人気の、コッツウォルズのパン屋さん「Hobbs House Bakery」のパン。

 イングランド中央部に横たわるコッツウォルズの南よりにあるストラウドは、ベスト・ファーマーズ・マーケット賞を複数回受賞している、英国最大級のファーマーズ・マーケットがある場所としても人気です。

地元グロースターで醸造しているビールの屋台も。
マーケット開始時からずっと出店しているという地元ファーム「D.S. Paget & Co」の屋台。

 近年のエコブームやオーガニックブームに後押しされて、いまではすっかり英国中のいたるところで開催されているファーマーズ・マーケットですが、ストラウドのファーマーズ・マーケットがオープンしたのは、なんと1999年のこと。生産者が、マーケットで直接販売するというアイデア自体が、まだ珍しかった英国最初期のファーマーズ・マーケットのひとつです。

マーケットの創設者ガーブさん(右)とスタッフのエミリーさん(左)。
軽食やケーキも各種あり、腹ごしらえもできます。

 そもそもコッツウォルズといえば、農産物のおいしさでは定評のある土地柄。毎週土曜日には、地元産の野菜やチーズ、精肉やソーセージなどを求めて、9時のオープン直後から多くの買い物客で賑わいます。

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文・撮影=安田和代(KRess Europe)