閉まっているお姿。写真は、レッチェ石で建てられた教会がピンク色に染まる、夕方の“マジックアワー”という時間帯。

 何度訪れても開いていない――。レッチェのサン・マッテオ教会はそんな摩訶不思議な教会でした。

 内部は凄いレッチェ・バロックが観られる、と聞いていたので朝、正午前、夕方と5回以上訪れてもダメ。道行くかたに開くのはいつか尋ねると「あれ~? 閉まっている? そろそろ開くと思うよ」の頼りない一言。

 スタッフのなかには「昨年も、この教会を訪れたけれど開いていなかった」と言う人もいて、開かずの教会としてこのまま取材できずに終わるのかと思っていたところ……復活祭の夜にようやく開きました。

復活祭の夜にようやくオープン。黒い服で正装されているかたがたが列をなして並んでいた。

 しかし、多くの人が中へ入ろうとしていて大変な混雑。大晦日のような日だったので致し方ないですが、じっくり眺めることは叶いませんでした(CREA Traveller2018年夏号の写真は暗闇の中、一瞬で撮ったものです)。

 開いていれば、それこそ神のご加護!? 再訪する機会があれば、今度こそきちんと鑑賞してみたいです。

 そして、ここに限らず、レッチェの教会の多くはシエスタの時間に一時的に閉じます。その時間が結構、長い。どうかお気をつけください。

文・撮影=CREA Traveller編集部