変わり続けることを約束する近未来型ホテル
オランダさながらの街並みと四季折々に咲き誇る花木が異国情緒を醸し出す長崎の「ハウステンボス」から、第4のオフィシャルホテル開業のニュースが届いた。
「ホテルヨーロッパ」「ホテルアムステルダム」「ホテルフォレストヴィラ」に続いて登場したのは、その名も「変なホテル」。“変わり続けることを約束するホテル”というコンセプトのもと、目指すは常識の先にある、かつてない感動と快適性だ。
2015年7月に第1期棟が先駆けてオープン、2016年3月15日に第2期棟が完成してグランドオープンしたここは、近未来型ホテルとして数々の最新技術を導入することでサプライズに満ちたワクワク感と心地よさを演出し、話題を呼んでいる。今回はその驚きの仕掛けをご紹介しよう。
快適で心地よく宿泊できるホテルをもっとリーズナブルに。環境にも配慮した現代的でスマートな設備を備えながら、訪れたくなる楽しさを提供したい――。
もともとエコな取り組みに熱心なことで知られる「ハウステンボス」のスマートホテルプロジェクトの一環として誕生した「変なホテル」のいちばんの特徴は、メインスタッフをロボットが務めること。なんとここは、世界初のロボットホテルなのだ!
フロントでは多言語対応のロボットたちがチェックイン・チェックアウトの手続きを行い、クロークではロボットアームが荷物をお預かり。さらに手荷物はポーターロボットが客室まで運んでくれる。効率的に作業をしながらも、どこか温かみを感じるチャーミングなロボットたちとの会話も楽しめるというから、ひと足先の未来へ旅した気分になること請け合いだ。
客室タイプは人数や好みで選べる複数タイプを用意。鉄骨造りの1期棟に比べ、2期棟は従来の木材よりも高い強度を持つ新素材「CLT」を活用している。木の板を、繊維が直角に交わるように互い違いに重ねて圧縮したもので、ホテルに使用されるのは日本初だという。
そのほかにも最先端技術が駆使されている。最新の顔認証システムを採用したキーレス滞在。つまり、顔パス感覚で部屋に入れるということ。さらに滞在機能性を高めるため、万能型のタブレットを1室につき1台設置している。インターネット、テレビ視聴に加え、フロントとの通話などを補ってくれる。
タブレット横には案内ロボの「ちゅーりー」ちゃんが。話しかけると時間や室内温度、天気などを教えてくれるかわいいロボットだ。シンプルスマートがコンセプトとはいえ、随所に遊び心があり、ユーザビリティ抜群なのがうれしい!
先進技術を駆使することで、エンターテインメント性と快適性を追求する「変なホテル」。すでに導入されているロボットのほかにも、これから新たな技術を次々に取り入れていく予定だという。
「ハウステンボス」で異国情緒を満喫したあとは、どんどんと進化していく次世代型のスマートホテルで、新しいサプライズを楽しむ未知なるステイを体験して。
【ご予約・お問い合わせ】
変なホテル
所在地 長崎県佐世保市ハウステンボス町
電話番号 0570-064-110(総合ナビダイヤル)
URL http://www.h-n-h.jp/
文=立花奈緒(ブレーンシップ)