クラフトビール、クラフトジンなど、アルコール業界では生産者のこだわりが体現されたクラフトドリンクがすっかりお馴染みになり、いまではロンドンの多くのパブで、小規模生産者のビールを楽しめるようになりました。

 一方、パブやバーで提供される主なソフトドリンクといえば、いまだに「コーラかダイエットコーラ」とは、これいかに? と考えた若きカップルが立ち上げたのがスクエア・ルート・ソーダです。

キュウリの炭酸ジュース。2012年に開発された初期の商品のひとつ。

 2012年に、エド・テイラーさんとロビン・シムズさんカップルが、手作りのケーキやクラフト・アイテムと一緒に、自宅のキッチンで作ったジンジャービールをマーケットで販売したところ、大ヒット。

 翌年には会社を立ち上げ、素材から製造法に至るまで、ひたすらクオリティを追求した炭酸ジュースを製造販売しています。

洋なしとアロニアの炭酸ジュースは、シーズン限定品。

 これまで「とにかく甘い!」というものが多かった英国のソフトドリンクのなかで、フレッシュなフルーツをしっかりと味わえる、甘さ控えめの無添加微炭酸ドリンクは人気を博し、会社は急成長。

 レモネードやジンジャービールといった定番のほかに、シトラスやセビリア・オレンジなどのシーズン限定品、ノンアルコールのジン&トニックなど、幅広いフレーバーを製造しています。

ノンアルコールのジン&トニック。

文・撮影=安田和代(KRess Europe)