2018年は、横山剣さん率いるクレイジーケンバンド(以下CKB)がデビュー20周年を迎えたアニバーサリーイヤー。3年ぶりのオリジナルアルバム『GOING TO A GO-GO』のリリース、そして横浜アリーナでのライブなど、アグレッシブな活動が続きます。

 CREA WEBでは、デビュー20周年を記念して、スペシャル対談を企画しました。剣さんのお相手としてご登場いただいたのは、熱狂的なクレイジーケンバンドのファンとして知られる俳優の光石研さん。2人のケンさんは今回が初対面。全5回にわたり、濃密すぎる対話の一部始終をお届けします!

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▼talk04

キャロルとの出会いは衝撃だった

横山 それにしても、光石さんがこれほど詳しいとは……クールス時代からずっと聴いてくださっている方は貴重ですね。

光石 ただの追っかけですから。僕もしつこい性格なんですよ。そもそもの発端は、TVで観たキャロルの解散ライブ。中2の冬休み、鳥取にスキーに行った時のロッジでのことでした。たぶん、あれは再放送だったと思うんですが。

横山 キャロルは解散してからさらに人気が出ましたもんね。

光石 僕、あれを見て、箸が止まっちゃって。

横山 クールスも出演した放送ですか?

光石 そうです。クールスがバイクに乗りながら話す場面がいいんですよね。(口マネで)「キャロルいいね、キャロルサイコーじゃんか」(笑)、「天気悪いよ、おい、天気がよぉ」(笑)。

横山 「ボス、愛してるぜ、ボス」(笑)、ちょっとガラが悪いのに憎めない。

光石 あれ、当時の東京の街が見られるのがいいんですよね。東京も70年代はこんな風景だったんだなと思いますね。

横山 そうそう。原宿とか国会議事堂の辺りとか国道246とか。

光石 横山さんはキャロルが初めて出演した伝説のTV番組「リブ・ヤング!」からご覧になっていた?

横山 はい。で、その前後に、慶應大学の主催する学生サークルのイベントが神田の共立講堂であって、当時、僕が好きだったチューリップが出るから観に行ったんですよ。そこに飛び入りみたいに出て来たのがキャロルだったんです。

光石 へぇー!

横山 自分たちで楽器を運んでいたので、最初はローディーかなと思ったんです。でも、革の上下着て、いきなり「One Two Three Four!」って始まったら、全部持っていかれちゃって。チューリップがどうでもよくなっちゃった(笑)。

光石 やはり、そうでしたか。

横山 その数か月後にシングル「ルイジアンナ」が出て。アンサンブルが洋楽みたいで、センスいいってブッ飛んで。それから中2の時にコピーバンドを結成したんです。

光石 僕はキャロルに間に合わなかったんで、クールスにいっちゃったんです。それが今日に至るすべての始まりでした。

2018.09.21(金)
構成=佐野郷子
撮影=鈴木七絵
スタイリング=下山さつき
ヘアメイク=山田久美子

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