三番手ぐらいにクレジットされる
面白い役に出会えたら

――現在上映中の『孤狼の血』では強面のヤクザ役を演じられていますが、ご自身でやられている劇団「独弾流GARAGARADON」など、今後の活動に関する展望などがあれば教えてください。

 『孤狼の血』では走ったり、アクションしたりしていますし、同時期に、まったく違う僕を観てもらえることは、とても嬉しいですね。僕は面白いものをやっているだけで、どこで芝居をするかによって違いがあるとは思っていないんです。そのなかで、1年に一回とか定期的にお芝居できる場所がほしくて、自分の団体を立ち上げたんです。その一方で、20代の僕のような考えを持っている俳優にとって、何かのきっかけになる場所になればいいかなとも思っています。

――個人的には、どのような俳優を目指そうと思われていますか?

 将来的には脇を固めるポジションになるとは思いますが、三番手ぐらいにクレジットされる面白い役に出会えたらと思っていますね。フリーだった頃の04年に『月猫に蜜の弾丸』という小さい映画で一度主演もさせてもらったんですが、欲をいえば、もう一度主演作もやらせてもらいたい。『マチェーテ』のダニー・トレホみたいな感じで! または、ジャック・ブラックのような器用な役者になりたいですね。

勝矢(かつや)
1975年5月8日生まれ。兵庫県出身。2002年俳優デビュー。映画やVシネマ、舞台などで活躍。11年『あしたのジョー』で注目され、映画『テルマエ・ロマエ』、舞台「フル・モンティ」などにも出演。その後、ドラマ「信長協奏曲」や「HERO」などにも出演するほか、16年には自身の劇団「独弾流GARAGARADON」を旗揚げした。

『50回目のファーストキス』
ハワイ・オアフ島で、味方(勝矢)の会社でツアーガイドとして働きながら天文学の研究をするプレイボーイの大輔(山田孝之)。地元の魅力的な女性・瑠衣(長澤まさみ)とカフェで出会い、2人はすぐに意気投合するが、翌朝になると瑠衣は大輔の記憶を完全に失っていた。瑠衣は交通事故の後遺症により、新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を負っていた。
http://www.50kiss.jp/
(C)2018「50回目のファーストキス」製作委員会
6月1日(金)より全国公開。

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2018.05.18(金)
文=くれい響
撮影=松本輝一

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