藤崎聡子さんと食べ歩く “スーパーB級グルメ”最前線

藤崎聡子さんと食べ歩く “スーパーB級グルメ”最前線

何皿でも食べられる“スーパーB級グルメ”
キングオブ餃子は芸術品のような美しさ

 カジュアルなプライスながら本能でおいしい! と唸ってしまう、「B級グルメ」と呼ばれるソウルフードたち。日本全国に数多くあるなか、グルメが集う東京近郊においては、本当の実力が求められる。

 つい先日も、ミシュランガイドにおいて「ビブグルマン」が発表され話題になり、カジュアルダイニングのシーンがいかに魅力的かを世の中に知らしめた。そんな中、餃子を筆頭にB級フードの奥深さに目覚め、終わりなき行脚を続けているのが、ワインスタイリストでありながら、“餃子セレブ”の異名を持つ藤崎聡子さん。

 「餃子」「唐揚げ」「中華丼」という3つの好物に焦点を当てて食べあるき、ついに見つけたとっておきのメニューを、SB級=スーパーB級グルメと命名。その中からいますぐ訪れるべき名店を各3軒ずつ紹介します!

» 第2回 SB級の唐揚げ
» 第3回 SB級の中華丼

浅草の名店、その名も「餃子の王さま」の逸品餃子。相棒は、冷えたビールで!

藤崎聡子さんが考える
SB級グルメ三箇条 2017

藤崎聡子(ふじさき・さとこ)
ワインスタイリスト。1997年、ワイン専門誌「ワイン王国」を立ち上げ、企画、広告、編集を兼任。2003年独立。2009年ジャーナリスト最年少でオフィシエ・ド・シャンパーニュを叙任。年1000アイテムのシャンパンをたしなむ。シャンパンと餃子のマリアージュを追求し続け、ついに自身のお店「カーヴシンデレラ」を西麻布にオープン。“餃子セレブ”、“シャンパン番長”など、呼び名多数。

 「SB級グルメ」を厳選するにあたり、藤崎さんが基準にしたのがこちらの三箇条。ただ安くておいしいだけじゃない。トータルバランスと、フードを通してハッピーになれる付加価値に重きをおき、大人の女性のために考案された“SB級マニフェスト”をまず知っておこう。

●条件その(1) お酒と合う
 「ビール、レモンサワーといったカジュアルなものから、古酒、ワイン、シャンパンにだって負けない。お酒と合わせることで味わいが完成する、存在感のあるフードを選びました」と、藤崎さん。シャンパンのマリアージュについてつねに考えている藤崎さんが、各料理に合わせて選ぶお酒を、最後のコラム「聡子の眼」で紹介。

●条件その(2) 毎日食べられる
 藤崎さんいわく、「おいしいものとは、飽きがこないもの。疲れていても、お腹がいっぱいでも、目の前にあると頬張ってしまうもの」だとか。今回紹介したセレクトに関しても、30年越しで通っているお店や、何百食も食べてきた殿堂入りメニューがオンリスト。

●条件その(3) 言葉でシェアしたくなる
  “インスタ映え”が、料理の魅力のひとつの要素となりつつある昨今。SB級フードの魅力は、写真だけでは伝わりにくいと藤崎さん。「カリッと焼き上がった餃子の皮、あふれる肉汁などは、写真ではなく言葉で表現したくなる。心底おいしいものを食べると、この素晴らしさを伝えねばという、謎の使命感にかられます」と笑う。“おいしい”は、自慢するものではなくて、伝承するものなのだ。

 以上の三箇条を肝に銘じ、まずは第1回の「餃子編」を幕開け!

<次のページ> ビブグルマン2018に選ばれた、キングオブ餃子

2017.12.16(土)

文=吉村セイラ
撮影=平松市聖

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